新型「トゥアレグ」上陸 ハイブリッドモデルも

2011.01.19 自動車ニュース
「フォルクスワーゲン・トゥアレグハイブリッド」
新型「トゥアレグ」上陸 ハイブリッドモデルも

ハイブリッドも登場! 「フォルクスワーゲン・トゥアレグ」がフルモデルチェンジ

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2011年1月19日、高級SUVの「トゥアレグ」をフルモデルチェンジし、発表した。2月17日より販売を開始する。

■V6とハイブリッドをラインナップ

フォルクスワーゲン初の本格的SUVとして2002年に登場した「トゥアレグ」。「ポルシェ・カイエン」と共同で開発されたことが話題になり、また、高いオンロード性能と優れた走破性、そして、ラグジュアリーモデルに匹敵する上質さを兼ね備えた性能が時流に乗って、全世界で約50万台、日本でも約1万台のセールスを記録するヒット作となった。

そんな人気モデルがフルモデルチェンジして日本に上陸。2代目となる新型トゥアレグでは、大幅な軽量化を図るとともに、V6モデルでは“ブルーモーションテクノロジー”と呼ばれる効率化技術により燃費の向上を実現。一方、V8モデルに代えて投入されるハイブリッドモデルは、高い動力性能と低燃費を両立する。

価格は、トゥアレグV6が623万円、トゥアレグハイブリッドが898万円。トランスミッションは全車に8段オートマチックを搭載する。どちらもエコカー減税対象車で、V6が50%減税、ハイブリッドは100%免税である。


新型「トゥアレグ」上陸 ハイブリッドモデルも

■目指したのは親しみやすいデザイン

新型トゥアレグは、すでに「ゴルフ」や「ポロ」、「シャラン」などでおなじみのブランドフェイス、すなわち、VWエンブレムとヘッドライトを水平のラインで結ぶフロントマスクを採用し、ひと目でフォルクスワーゲンの一員とわかるデザインに仕上げられた。

フォルクスワーゲングループのチーフデザイナー、ワルター・デ・シルヴァは、「新型トゥアレグのデザインは、優しく親しみやすいもので、尊大さや攻撃性とはまったく無縁です。決して揺らぐことがなく、頼りがいもありながら、シンプルな表現に終始すること。それこそ、フォルクスワーゲンデザインの真骨頂だと言えるでしょう」(広報資料から)と、ダイナミックでありながら親しみやすいデザインを目指したという。

新しいボディは、旧型に比べて全長で45mm、全幅で15mm、全高で10mmの拡大が図られ、全長4800×全幅1945×全高1740mmの堂々たるサイズを手に入れている。にもかかわらず、V6モデルで比較した場合、ボディ重量は約70kgの軽量化に成功。ボディ構造の見直しやアルミパーツの増加などが功を奏した。

■フォルクスワーゲン初のハイブリッドシステムを搭載

時代の要求にあわせて、新型トゥアレグにはハイブリッドモデルが用意されている。これは従来の4.2リッターV8に代わるもので、スーパーチャージャー付き3リッター直噴V6エンジン(333ps)と46psのモーターを搭載。エンジンとトランスミッションの間に、モーターと油圧クラッチを配置することで、エンジンのみ、エンジンとモーター、モーターのみの走行に対応する。

モーターのみの場合、最高50km/h、最大2kmのEV走行モードを実現する。バッテリーはニッケル水素タイプをラゲッジスペース下に配置する。10・15モード燃費は13.8km/リッターを達成。これは従来のV8に対し約2倍の数字である。

一方、ガソリンエンジンは、排気量、最高出力、最大トルクとも旧型と同じスペックの3.6リッター直噴V6(280ps/36.7kgm)を搭載する。アイドリングストップ/ブレーキエネルギー回生システムなどをパッケージ化した“ブルーモーションテクノロジー”や、より低いエンジン回転数での巡航を可能にする8段オートマチックなどにより、旧型に対して約38%の燃費向上となる9.5km/リッターを実現している。

■2種類の4WDシステムを用意

4WDシステムは、2種類のメカニズムを用意する。V6では、従来同様、悪路走破性の高い「4XMOTION」を採用。電子制御多板クラッチタイプのセンターデフとローレンジギアを備え、ローレンジではセンターデフロックが可能となる。一方、ハイブリッドにはセンターデフにトルセンLSDを用いた「4MOTION」を搭載し、強大なパワーを余すところなく路面に伝える。

サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン式。車高調節可能なCDCエアサスペンションはハイブリッドに標準、V6にはオプションで用意される。

そのほか、「アダプティブクルーズコントロール」や「フロントモニタリングシステム」、「レーンキープアシストシステム」、「レーンチェンジアシストシステム」をハイブリッドに設定したほか、アラウンドビューカメラ付きの新型ナビゲーションシステムやロールオーバーセンサーなどを全車に標準装着して、フラッグシップモデルにふさわしい装備内容を実現する。

2010年はポロで話題をさらったフォルクスワーゲン。2011年はトゥアレグやシャランなど、主力以外のモデルにも注目が集まりそうだ。

(文=生方聡)

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