【スペック】全長×全幅×全高=4560×1780×1675mm/ホイールベース=2615mm/車重=1490kg/駆動方式=4WD/2リッター水平対向4DOHC16バルブ(148ps/6000rpm、20.0kgm/4200rpm)/価格=252万5250円(テスト車=289万2750円)

スバル・フォレスター2.0XSプラチナセレクション(4WD/4AT)【ブリーフテスト】

スバル・フォレスター2.0XSプラチナセレクション(4WD/4AT) 2011.01.17 試乗記 ……289万2750円
総合評価……★★★★

期待の新エンジンを積む「スバル・フォレスター」をロングドライブに連れ出した。気になる走りは? トータルの燃費は?

今後の熟成に期待

なんと21年ぶりに全面刷新されたスバルの水平対向4気筒エンジンは、まずは「フォレスター」に搭載されて世に出た。このFB型と呼ばれる新エンジンは、従来のEJ型と比較してロングストローク化、燃焼室のコンパクト化という具合に基本設計を全面刷新しているのに加えて、吸気側だけだった可変バルブタイミング機構を吸排気双方に採用したり、タンブルジェネレーションバルブの採用やフリクションを低減したりするなど、細部にまでこだわった開発がなされている。狙いはドライバビリティと燃費、双方の向上。実際、10・15モード燃費の15.0km/リッターは、EJ型より約9%良好な数値となっている。
この新エンジンを手に入れ、それにともなっていくつかの改良を行ったフォレスターは、確実にその魅力を高めてきた。スペック上の数値にそれほどの違いはないが、実際にはトルク特性が改善されたことで日常域の扱いやすさは間違いなく向上している。扱いやすいエンジンは余計なアクセル操作が不要になる分、燃費への貢献度も大きいという点は無視できない。
ただし、詳細は後ほどあらためて触れるが、感情に訴える部分の性能に関しては今後さらなる熟成が必要という印象も持った。ありていに言って、音や振動などエンジン全体のフィーリングは、これまでのボクサーから期待するだけのレベルには至っていない。
燃費についても、15.0km/リッターは将来まで見据えた場合、まだ満足すべき数値とは言えないだろう。今回の実際の燃費は満タン法で10.6km/リッター。高速移動が中心だったことを考えればなおのこと、期待には今一歩届いていない。新エンジンとはいってもテクノロジーはコンサバなだけに、今後考えられる直噴化、なんと4段ATを使うギアボックスの刷新そのほかの進化を待ちたいところだ。
マイナーチェンジとは思えないほどの変更も平気でやってくるのがスバルというメーカーだけに、今後急速に熟成されていくのは間違いない。少なくとも、いい素材がそろったのはたしか。前向きに評価したいという意味を込めて、本来なら★3つ半と言いたいところ、4つをあげておく。

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