【スペック】全長×全幅×全高=4690×1800×1570mm/ホイールベース=2675mm/車重=1680kg/駆動方式=4WD/2リッター直4 DOHC16バルブターボ(209ps/5300rpm、30.6kgm/2500rpm)/価格=520万円(テスト車=545万1000円/カーボン調パネル=5万5000円/バイキセノンコーナリングヘッドライト=14万5000円/ヘッドライトウォッシャー=1万4000円/リヤスモークドガラス=2万2000円/ヒーテッドフロントシート=1万5000円)

サーブ9-3X(4WD/6AT)【試乗記】

癒やしのクルマ 2011.01.14 試乗記 サーブ9-3X(4WD/6AT)
……545万1000円
2010年9月、日本での販売を新体制でスタートさせたサーブブランド。その第1弾として導入された新しいクロスオーバーモデル「9-3X」に試乗した。

お久しぶりです

クルマに乗るのが「試乗」だが、乗っただけでは気の利いた文章などとうてい書けないところが、この仕事の工夫しがいのあるところだ。乗り心地がいいクルマに乗って「乗り心地が良かった」とか、速いクルマに乗って「速かった」なんてこと、恥ずかしくて書けたものではない(と言いつつ、けっこう書いちゃってると思いますが……)。書くべきは、どう良かったのか、どう速かったのかということだ。それも自分の言葉じゃなくてはいけない。クルマと向き合うときは、いつも言葉の探求者にならなきゃいけないと反省してばかりいる。

……と、いきなり抽象的なところから入ったワケは、この「サーブ9-3X」というクルマがかなりの難敵だったからだ。サーブほどクセのあるクルマで適切な言葉が見つからないとはナニゴトぞ、と冷静になってしばし考えたところ、ごく単純な事実に気付いた。最近、全然サーブに乗ってなかったのである。最後に乗ったのは「9-5」だったか。3年前? それとも4年前? 思い出せない……。いずれにしても、サーブを表現する自分なりの言葉がすっかり揮発していることに気付いて、愕然(がくぜん)とさせられたわけである。

そういうときは、素直に振り出しに戻るにかぎる。2010年7月にサーブの総輸入元業をゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンから引き継いだピーシーアイに電話をして、まずはサーブの近況から勉強し直すことにした。
現在は北海道から沖縄まで、国内には販売店が17店あり、その多くが従来からサーブを扱ってきたヤナセグローバルモーターズである。ニューモデルとしては、そろそろ新型「9-5」の準備が整うはずであり、さらに今年の秋には新型クロスオーバーの「9-4X」のお披露目も控えているという。

しかる後に、あらためて「9-3X」の運転席に、じっくりと座ってみる。するとちょっとずつ、このクルマが発するメッセージが読めるようになってきた。

 
サーブ9-3X(4WD/6AT)【試乗記】の画像
 
サーブ9-3X(4WD/6AT)【試乗記】の画像
前後バンパーやサイドシル、ホイールアーチまで、車体を取り囲むようにグレーのモールが装着され、アルミスキッドパネルとも相まってSUVテイストを強くアピールする。
前後バンパーやサイドシル、ホイールアーチまで、車体を取り囲むようにグレーのモールが装着され、アルミスキッドパネルとも相まってSUVテイストを強くアピールする。

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