総出力は767hp 「ポルシェ918 RSR」デビュー【デトロイトショー2011】

2011.01.11 自動車ニュース

【デトロイトショー2011】総出力は767hp! 「ポルシェ918 RSR」デビュー

ポルシェは、2011年1月10日に開幕した北米自動車ショー(デトロイトショー)で、ミドシップのハイブリッドスポーツカー「918 RSR」を公開した。

今回披露された「918 RSR」は、2010年のジュネーブショーで発表されたハイブリッドのスーパースポーツ「918スパイダー」のモータースポーツバージョンという位置づけだ。
ただし、「918スパイダー」が500ps以上を発生する3.4リッターV8エンジンを中心に、前輪と後輪に1基ずつのモーターを組み合わせたハイブリッドカーだったのに対し、こちらは「911GT3 R ハイブリッド」で試みられた“フライホイール式”が採用されている点が異なる。

この方式は、減速時に前2輪に装着されたモーターから電力を回生し、助手席位置に搭載されたフライホイール・ジェネレーター(「918 RSR」では最大で毎分3万6000回転という想定)に蓄えるもの。ドライバーはこのエネルギーを加速時や追い越し時に使用し、フルチャージの状態で“ブースト”を約8秒間持続させることができる。

一方、3.4リッターのV8エンジンは直噴化されるなど、さらなる改良を受けて10300rpmのピーク時に563hpを発生。前左右輪に装着されたモーターと合わせると、トータルで最大767hpの“システム出力”を誇る。また2基のモーターは、いわゆるトルクベクタリング(トルク配分制御)機能が与えられており、回頭性の向上やステアリングレスポンスの改善にも役立てられている。

「リキッドメタルクロームブルー」と呼ばれる青系のメタリックカラーとオレンジに塗り分けられたボディは、1970年代に活躍したレーシングカー「ポルシェ917」のガルフカラーをほうふつとさせる。
なお、コンセプトカーに貼られたゼッケン22番は、1971年のルマン24時間レースで優勝したヘルムート・マルコ/ジイス・ファン・レネップ組の「917K」(5335.313kmの走行距離記録は2010年まで破られなかった)に対するオマージュであるそうだ。

(webCG 竹下)

「ポルシェ918 RSR」
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