【スペック】全長×全幅×全高=3885×1765×1595mm(数値はガソリン仕様車「A170」のもの)/ホイールベース=2570mm/駆動方式=FF/交流同期モーター(70kW/約95ps、27.5kgm)/※価格は非公開(リース販売)

メルセデス・ベンツAクラス E-CELL(FF)【海外試乗記】

ようやく咲いた花 2011.01.06 試乗記 メルセデス・ベンツAクラス E-CELL(FF)

脱石油社会に向けて技術開発を急ぐダイムラー。その一端を担うメルセデスブランドのコンパクトEV「Aクラス E-CELL」の仕上がりをチェックした。

メルセデスも電気の時代

クルマ界の激変、いよいよ大波が押し寄せそうだ。ダイムラー社(メルセデス・ベンツ)は2010年11月末、スペインのバレンシア市に大規模な特設会場を開き、これからEVの普及に本腰を入れると発表した。世界から報道陣を呼び集める、1週間ぶっ続けの大イベントだ。

公開されたEVは「メルセデスAクラス」と商用車の「ヴィト」、それに「Bクラス」のFCV(燃料電池車)。さっそく現地に飛んでステアリングを握ってみたが、「まだ試作なんですよ。これから一部の外部モニターによって実証実験を始めるところなんで」との説明とは裏腹に、すぐ明日から商品として発売できそうなほど、ほぼ完璧に仕上がっていた。「スマートED(Electric Drive)」でEV界に名乗りを挙げ、日本でも公開にこぎ着けたダイムラーだが、今度は本陣のメルセデス・ブランドを電動化、これは本当に本気らしい。

驚くほど静かでスムーズなだけでなく、実用走行で既成のエンジン車など置き去りにするほど俊足なのは、もはやEVの常識。そのうえ車体も室内も足まわりもAクラスそのものだから、EV仕様(正式名称は「Aクラス E-CELL」)の完成度は予想どおり。フイ〜ッと軽い響きだけで、ことごとくバレンシアの街の流れをリードする。


メルセデス・ベンツAクラス E-CELL(FF)【海外試乗記】の画像
ダイムラーのエコカーそろい踏み、の図。写真左から「スマートED」、「Aクラス E-CELL」、「Bクラス F-CELL」、商用車「ヴィト」のE-CELL、そしてスーパースポーツ「SLS AMG E-CELL」。
ダイムラーのエコカーそろい踏み、の図。写真左から「スマートED」、「Aクラス E-CELL」、「Bクラス F-CELL」、商用車「ヴィト」のE-CELL、そしてスーパースポーツ「SLS AMG E-CELL」。
バレンシアの旧市街を行く「Aクラス E-CELL」。テスト車は大きなデカールで飾られるが、外観は基本的にガソリン車の「Aクラス」と変わらない。
バレンシアの旧市街を行く「Aクラス E-CELL」。テスト車は大きなデカールで飾られるが、外観は基本的にガソリン車の「Aクラス」と変わらない。

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