【スペック】全長×全幅×全高=3954×1740×1416mm/ホイールベース=2469mm/駆動方式=FF/駆動モーター(102ps、24.5kgm)(プロトタイプ)

アウディA1 e-tronプロトタイプ【海外試乗記】

セカンドカーにいかが? 2010.12.28 試乗記 アウディA1 e-tronプロトタイプ

2010年ジュネーブショーに出展された、「A1」ベースの電気自動車「e-tron」。同車のプロトタイプをドイツ本国で試乗した。

フロントにモーター、リアにエンジン

「日産リーフ」が発売されて、“自動車の電動化”の流れがいよいよ不可避である事を印象付けられる昨今。そんなリーフや「三菱i-MiEV」、トヨタやホンダのハイブリッド各モデルなどの功績で、これまでは「そうした動きは日本が世界市場をリードしている」というイメージが強かったものの、視線を海外にまで広げれば今や電動化に対する取り組みの積極度という点では、多くの欧米メーカーも決してヒケをとっていない事が明らかだ。
そうしたなか、とても興味深いモデルをテストドライブすることができた。アウディがコンセプトモデルとして2010年のジュネーブショーに出展した、「A1 e-tron(イートロン)」がそれ。「市販段階に極めて近い」とアウディ自らが紹介するこのモデルは、その名が示すようにブランニューモデルのコンパクトカーである「A1」をベースに、電動化を図ったものだ。

アウディが本社を構えるインゴルシュタットで開催した電動化技術に関するイベント「TechDay Electromobility」の中でテストドライブを行うことができたこのモデルは、三洋製リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力によって、フロントに置かれた最高出力75kW(102ps)を発するモーターを駆動する電気自動車、というのが基本の形態。ただし、そんなこのモデルのラゲッジスペースフロア下には、発電機と一体化された排気量254ccの1ローターロータリーエンジンがコンパクトに収められ、EV走行モード終了後にはリアシート下にレイアウトされた12リッタータンク内のガソリンを用いて、最大で航続距離を200kmまで延長するためのエネルギー発生役を務めることになる。

すなわちそれは、構造的に見れば「駆動力は必ずモーターで発生させる、プラグイン式のシリーズハイブリッドモデル」と解釈できるもの。ただしその上で、メーカー自らはあくまでもそれを「完全な電気自動車!」とアピールするのは、「シボレー・ボルト」の場合と全く同様だ。

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