【スペック】全長×全幅×全高=4290×1845×1360mm/ホイールベース=2610mm/車重=1350kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ ターボ(200ps/5800rpm、28.0kgm/1700rpm)/価格=423万円(テスト車=466万円/カーボンルーフ インテグラル レザー パック=43万円)

プジョーRCZ(FF/6MT)【試乗記】

飛ばして光るライオン 2010.12.14 試乗記 プジョーRCZ(FF/6MT)
……466万円

スタイリングが個性的なプジョーのスポーツクーペ「RCZ」に試乗。6段MTモデルの走りを確かめた。

ミドシップ仕様を作ったらどうか

東京の街中で「RCZ」を見る。とても自己主張の強いスタイリングだ。この形は「308RCZコンセプト」として2007年秋のフランクフルトショーで公開されたのが最初と記憶している。筆者も実際、現地で見た。早いものであれからすでに3年が経過したわけだが、ほとんど“鮮度”が落ちていないように思う。道行く人たちもチラチラこちらを見ている。

そしてこの形、あらためて眺めてみると、けっこう風変わりなプロポーションを持っていることに気付いた。キャビンが相対的にボディの前方に寄っていて、そういう意味ではミドシップカー的な“偏り”があるが、フロントセクションのボリューム感はどう見たってFF的である(実際はFFレイアウト車だ)。

あるいはルーフには左右ふたつの盛り上がりがあり、ザガートが発案したとされる「ダブルバブル」(ヘッドクリアランスを捻出する意味があった)を思わせる形状になっている。しかし室内側から見ると特に盛り上がっているふうもなく、これは単にデザイン的なアクセントにすぎないらしい。つまり、形態は機能に従って“ない”のである。このひょうひょうとした姿勢に衒(てら)いがないぶん、筆者の目には現代的でクールに見える。

キャビン後方のトランクがいったいどうなっているのか。そこがずっと気になっていたのでまず最初に開けてみた。別にこれといって凝った工夫はなかったが、全長4.3m級の2+2クーペにしては、やはりトランクの前後長がとても長かった。
仮にリトラクタブルハードトップ仕様を作っても、畳んだルーフはここに余裕で収まりそうだし、それこそ「ルノー・サンク・ターボ」や「クリオV6」みたいにエンジンを詰め込んでも、レイアウト的に成立しそうな感じもある。本当にユニークなカタチだ。


プジョーRCZ(FF/6MT)【試乗記】の画像

プジョーRCZ(FF/6MT)【試乗記】の画像
プジョーRCZ(FF/6MT)【試乗記】の画像
写真をクリックすると、シートアレンジによる荷室の変化が見られます。
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