【スペック】全長×全幅×全高=4560×1780×1660mm/ホイールベース=2615mm/車重=1540kg/駆動方式=4WD/2.5リッター水平対向4 DOHC16バルブターボ(263ps/6000rpm、35.4kgm/2800-4800rpm)/価格=362万2500円(テスト車=同じ)

スバル・フォレスター tS(4WD/5AT)【試乗記】

スポーツ・スバルのど真ん中 2010.12.10 試乗記 スバル・フォレスター tS(4WD/5AT)
……362万2500円
マイナーチェンジした「フォレスター」にSTIチューニングを施した、台数限定のコンプリートカーが登場。ベースモデルとの走りの違いを試した。

「フォレスター」らしさを肯定する

STIの新しいコンプリートカーシリーズ「tS」の第2弾として「フォレスター tS」が登場した。第1弾の「レガシィ tS」(2010年6月発売)が限定600台で5ATと6MTが用意されたのに対し、今回は限定300台で5ATのみの設定。価格は362万2500円だ。これはベース車両の「フォレスター S-EDITION」の49万3500円高に当たる。

開発のテーマは基本的に「レガシィ tS」と同じで、STIの名にふさわしいハンドリングを与える点にある。今回もボディと足まわりを中心に手が入っており、フロントサスペンションのマウント部をつなぐフレキシブルタワーバー、リアサスペンションのサブフレームとボディをつないで引っ張り方向のテンションをかけるフレキシブルドロースティフナーなど、STIお得意の補強材が追加されたほか、サスペンションには同社製のダンパー(フロントは倒立式)とスプリングが装着された。

ハンドリング性能を上げたければ、車高(重心)を下げるのが手っ取り早い。しかし、そうするとSUVの足まわりならではのストローク感が乏しくなってしまう。そうなると、そもそも「フォレスター」である意味が薄れてしまいかねない。つまり、しなやかなストローク感を残しつつ、旋回時の安定性をいかにして上げるかが開発陣にとっての挑戦だったそうだ。そういう理由から車高は劇的には下がっておらず、15mmダウンしているにすぎない。

実際に乗ってみても、しなやかさが体感できた。確かに先日乗った「S-EDITION」と比べて足まわりは引き締まっている気がするが、不快な硬さではない。十分に快適だ。そこでスプリングレートはどれくらい強化されているのかSTIのスタッフに尋ねてみると、約30%との答えが返ってきた。ちょっと意外である。それほど硬い気がしないのである。


スバル・フォレスター tS(4WD/5AT)【試乗記】の画像
「tS」の専用装備「STI製フレキシブルタワーバーフロント」。
「tS」の専用装備「STI製フレキシブルタワーバーフロント」。
外観では、STI製のフロントスポイラーやスポーツマフラー、専用デザインの17インチアルミホイールがベースモデルとの違い。
外観では、STI製のフロントスポイラーやスポーツマフラー、専用デザインの17インチアルミホイールがベースモデルとの違い。
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