横浜ゴム、2種の環境タイヤを発表

2010.12.09 自動車ニュース

横浜ゴム、2種の環境タイヤを発表

横浜ゴム、2種の環境タイヤを発表

横浜ゴムは2010年12月9日、同社の低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」から2種の新商品を発表した。

「BluEarth-1 AAAspec」は、サイドウォールに見えるディンプルが特徴。
横浜ゴム、2種の環境タイヤを発表

■BluEarthのフラッグシップ

2010年6月に同社環境タイヤの新コンセプト「BluEarth」が、その第一弾商品とともに発表されたが、このたびそのファミリーに2種の商品が加わった。

一つは「BluEarth」シリーズのフラッグシップに位置づけられる「BluEarth-1 AAAspec(ブルーアース・ワン・トリプルエースペック)」。その名称は、タイヤラベリング制度に基づく、転がり抵抗性能「AAA」を達成したことに由来する。

フラッグシップタイヤらしく、同社の先進技術がふんだんに盛り込まれているのが特徴。トレッドに用いられる「ナノブレンドゴム」は低燃費と耐摩耗性、ウェットグリップの“黄金比”を目指したとされるもので、各種ポリマーやオレンジオイル、シリカなどで構成される。なお「ナノブレンドゴム」とは技術の名称であり、それぞれのタイヤによって配合が違うものになる。
専用となる非対称のトレッドパターンは、イン側でウェット性能を、アウト側で高剛性を確保したという。2つの縦溝には「ハイブリッドウェーブ」と呼ばれる波形が刻まれ、溝底になるほどウェーブが細かくなることで、摩耗時のウェット性能低下を抑制する機能を持つとのこと。
これらの技術により、転がり抵抗性能「AAA」とウェットグリップ性能「c」(ともにラベリング制度に基づく表示)が達成された。

さらに、ゴムと樹脂の特性を併せ持った「AIRTEX advanced liner」をタイヤの内側に貼り付けることで空気漏れを抑制。空気圧低下による転がり抵抗の増加を予防する。
またエアロダイナミクス技術として、タイヤサイドにゴルフボールなどに用いられるディンプルを配していることも新しい。これはタイヤのサイドウォールとタイヤハウスの間で発生する空気の乱れなどを抑えることで、空気抵抗を低減するというものだ。
静粛性を高める「サイレントリング」も採用。低燃費や安全性能だけでなく、BluEarthのコンセプトでもある「人に優しい」性能として、車外通過騒音の低減も図られている。

価格はオープンプライスで、設定サイズは195/65R15と215/45R17の2種。すなわち、「トヨタ・プリウス」をメインのターゲットとしたタイヤである。発売は2011年3月から。

「BluEarth RV-01」
横浜ゴム、2種の環境タイヤを発表

■ミニバン専用プレミアムタイヤ

「BluEarth」シリーズに加わるもう一つの新商品は、「低燃費と安心感の、ミニバン専用プレミアム」をうたう、「BluEarth RV-01」だ。

「BluEarth-1 AAAspec」同様に、トレッドには「ナノブレンドゴム」を採用。低燃費性能と耐摩耗性、ウェット性能を高バランスで実現したという。(転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」)
さらに「高レベルの静かさと安定感を追求した」とPRされる同社の大型ミニバン用タイヤ「DNA GRAND map」由来の非対称トレッドパターンを施したうえで、さらに剛性を強化した断面形状を採用。横方向のたわみを適正化することで、さらなる安心感の実現を狙った。
なお、50偏平サイズ以下のタイヤには、空気漏れを抑制する「AIRTEX advanced liner」も採用している。

価格はこちらもオープンプライスで、15インチから20インチの全24サイズをラインナップ。発売は2011年2月1日を予定している。

(webCG 本諏訪)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。