イタリア版「ジムニー」は日本ムード全開!?

2010.12.03 自動車ニュース
イタリア仕様の「スズキ・ジムニー リミテッドエディション」。
イタリア版、「ジムニー」の変わった特別仕様車

祭りだ、ジムニーだ! イタリア版40周年記念特別仕様車発売

スズキのイタリア法人スズキ・イタリアは2010年11月27日、「ジムニー」の誕生40周年を記念した特別仕様車を設定し、販売を開始した。2010年12月30日までの期間限定販売となる。

■日本ムード全開の特別仕様車

今回イタリアで発売された特別仕様車の名称は「ジムニー リミテッドエディション」。ボディ各部にクロームのパーツを使用しているほか、リアのスペアタイア用カバーには「日の丸」をイメージさせる「40」の文字と、「年祭」の漢字が記されている。ロゴマークは、同様にドアミラーとアームレストにも再現されている。

なお、同じ40周年記念ロゴをあしらった特別仕様車は、「グランド ヴィターラ(日本名:エスクード)「SX4」そして「スイフト」にも、「アニバーサリー」の名称で設定された。

イタリアにおいてジムニーは、スズキブランドのいわば看板車種。1980年代に日本製乗用車輸入規制が実施された時代も、オフロードカーとして規制対象外だったため継続して輸入販売された。欧州製四駆にないコンパクトさで、北部山岳地帯で好評を博したのが知名度向上のきっかけとなった。また、2代目ジムニーをベースにしたスペインのサンタナ製「サムライ」も輸入販売されている。

現行ジムニーのイタリア仕様は、1461ccディーゼルと、日本と同じ1328ccガソリンの2本立てで、変速機は標準が5段マニュアルで、ガソリン仕様のみオートマチックがオプション設定されている。イタリア運輸省の統計によれば、2010年10月の国内登録台数は380台。

スズキ・イタリアはこれまでも、「乗車」といった漢字をあしらった新聞広告を出すなど、日本ムードを押し出したキャンペーンをたびたび行ってきた。今回の「リミテッドエディション」のロゴはかなり大胆であるが、イタリアは日本アニメで育った世代の増加に加え、ここ1、2年の「ハローキティ」ブームなどもあって、ジャパンカルチャーに追い風が吹いている。

40周年記念仕様車のラインナッブ。左から「スイフト アニバーサリー」「SX4 アニバーサリー」「グランド ヴィターラ アニバーサリー」「ジムニー リミテッドエディション」。
40周年記念仕様車のラインナッブ。左から「スイフト アニバーサリー」「SX4 アニバーサリー」「グランド ヴィターラ  アニバーサリー」「ジムニー リミテッドエディション」。
イタリア仕様の「グランド・ヴィターラ(日本名:エスクード) アニバーサリー」。
イタリア仕様の「グランド・ヴィターラ(日本名:エスクード) アニバーサリー」。
イタリア版「ジムニー」は日本ムード全開!?の画像

したがって、日本人からするとちょっと異様な今回の特別仕様も、「Cool !」と受けとるイタリア人ドライバーは少なからず存在するだろう。路上で遭遇したら、クルマの主はどんなイタリア人か、運転席をのぞいてみたくなる1台である。

ちなみに、イタリア人自動車ファンのなかには、ジムニーのことを「小さなスズキ」を意味する「スズキーノ」と呼ぶ人も多い。

(文=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA)

欧州仕様の初代「ジムニー」(1977年モデル)。
イタリア版、「ジムニー」の変わった特別仕様車

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