スバル、新型コンパクトカー「トレジア」発売

2010.11.29 自動車ニュース
「スバル・トレジア」。その名は「トレジャー=宝物」に由来する。
スバル、新型コンパクトカー「トレジア」発売

スバル、新型コンパクトカー「トレジア」発売

富士重工業は、新型コンパクトカー「スバル・トレジア」を、2010年11月27日に発売した。

リアビューは、まんま「トヨタ・ラクティス」。リアのガーニッシュやランプの内部デザインが、数少ない相違点だ。
リアビューは、まんま「トヨタ・ラクティス」。リアのガーニッシュやランプの内部デザインが、数少ない相違点だ。
インテリア。スバル独自のパーツは、ステアリングホイールのエンブレムのみ。
インテリア。スバル独自のパーツは、ステアリングホイールのエンブレムのみ。
荷室の様子。側面に設けられたレバーの操作で、荷室側からもリアシートを畳むことができる。
荷室の様子。側面に設けられたレバーの操作で、荷室側からもリアシートを畳むことができる。

「スバル・トレジア」は、全長4mを切る、小さなワゴンモデル。スバル車のなかでは、軽乗用車群と「インプレッサ」の中間に位置付けられる新型車だ。

とはいえ、その正体は、1週間前に発売されたトヨタのトールワゴン「ラクティス」の兄弟車。2008年4月にトヨタ自動車およびダイハツ工業との間で築かれた「新車開発・生産における協力関係」に基づくOEMモデルである。

それゆえ、クルマの基本的な造りは、「トヨタ・ラクティス」と変わらない。ワンモーションフォルムのボディサイズがぴったり同じ(全長×全幅×全高=3990×1695×1585mm)なのはもちろん、インテリアも、広さ、デザインともに共通。高さを変えられるラゲッジボードや、特大サイズのサンルーフなど、一部グレードで選べる特徴的な装備も継承される。エンジンもラクティス同様、1.3リッターと1.5リッターの2種類から選べる。

いっぽう相違点となるのは、フロントまわりのデザインだ。Aピラーより前の部分は翼型のグリル&ランプを中心に仕立て直され、「インプレッサ」などに似た“スバル顔”とされた。
ボンネットはラクティスより40mm高く設定され、おかげで、「小さなクルマとは思えない存在感と、見切りのよさが得られた」(プロダクトゼネラルマネージャーの大崎篤氏)という。
エントリーグレードを除き標準で備わる、ステアリングホイールの前後(テレスコピック)調節機構も、ラクティスにはない機能だ。

顔だけでなく、ユーティリティに優れる点など「『レガシィ』と共通の、スバルらしいメリットを持ち合わせている」と、前出の大崎氏も太鼓判を押すトレジア。
エントリーグレード「i」、装備充実の「i-L」、スポーティグレード「i-S」の3種類が、1.3リッターモデル/1.5リッターモデルそれぞれにラインナップ、さらに1.5リッターモデルには、専用の足まわりやシートが与えられた走りのグレード「タイプ ユーロ」が用意される。

価格は、1.3リッターモデルが142万8000円(1.3i、FF)から168万円(1.3i-S、FF)までで、1.5リッターモデルが152万2500円(1.5i、FF)から183万2250円(タイプ ユーロ、FF)までとなっている。

エンジンのスペック(FF車)は、1.3リッター(95ps、12.3kgm)、1.5リッター(109ps、14.1kgm)そろって「トヨタ・ラクティス」と変わらず。10・15モードの燃費値は、ともに20.0km/リッター。
エンジンのスペック(FF車)は、1.3リッター(95ps、12.3kgm)、1.5リッター(109ps、14.1kgm)そろって「トヨタ・ラクティス」と変わらず。10・15モードの燃費値は、ともに20.0km/リッター。
スバル車であることを主張する「トレジア」のフロントまわり。グリルとランプだけでなく、バンパー、ボンネット、フロントフェンダーを含むAピラーから前の部分が、まるまる作り変えられた。
スバル車であることを主張する「トレジア」のフロントまわり。グリルとランプだけでなく、バンパー、ボンネット、フロントフェンダーを含むAピラーから前の部分が、まるまる作り変えられた。

(webCG 関)

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