【スペック】全長×全幅×全高=4445×1905×1245mm/ホイールベース=2650mm/車重=1790kg/駆動方式=4WD/5.2リッターV10DOHC40バルブ(525ps/8000rpm、54.0kgm/6500rpm)/価格=2194万円(テスト車=2412万円/アウディ マグネティックライド=27万円/レザーパッケージ2+カラードステッチング=51万円/セラミックブレーキ=140万円)

アウディR8スパイダー 5.2 FSI クワトロ(4WD/6AT)【試乗記】

全部盛りのスポーツ・アウディ 2010.11.24 試乗記 アウディR8スパイダー 5.2 FSI クワトロ(4WD/6AT)
……2412万円

525psのパワーを誇るアウディのフラッグシップスポーツ「R8スパイダー」。オープンモデルならではの走りと乗り心地を試した。

映画とクルマ

学生のころに比べると、映画館に行く機会は減ってしまった。でも、話題の映画はレンタルしてわりと観ている。特にクルマが出てくる作品は仕事柄、なるべく目を通すようにしている。映画は時代の鏡。その作品中でどんなクルマが選ばれ、それがどう扱われるかというのは、クルマと時代を考えていくうえで、かなり重要なヒントが隠されていたりするからである。

古くは1966年の『男と女』。この時代、スポーツカーは文句なく格好よく、レーサーは憧れの職業で、クルマは男女のロマンスを運ぶものだった。それがアメリカンニューシネマの時代に入ると、マッスルカーブームを背景に『イージーライダー』(バイクだが)や『バニシングポイント』では若者の社会に対する示威ツールとして描かれ、ロマンスは置き去りになる。
そして1980年代に入ると『キャノンボール』に代表される大陸横断カーチェイス物が人気を博し、21世紀に入ると『タクシー』シリーズや『60セカンズ』では、クルマはもはやありえないアクロバットを演じるまでにいたった。

それでこの「アウディR8」だが、『アイアンマン』というアメコミヒーロー物の映画に起用されているのはご存じだろうか。2008年に公開された第1弾では「クーペ」が、今年6月公開の第2弾では「スパイダー」が登場した。
劇中では、天才科学者で巨大軍事企業経営者の主人公がパワードスーツを着てアイアンマンとなり、平和を守るというベタなストーリーが展開されるのだが、それはさておき、そこで描かれる都市やキャラクターのメタリック感や、ロボットという性別のないアイテム、あるいは正義と悪しか存在しないような二極社会の狭間を駆け抜けていくオブジェクトして「R8スパイダー」はとても絵になっていた。

本革の電動スポーツシートには、シートヒーターやランバーサポート機構が備わる。
本革の電動スポーツシートには、シートヒーターやランバーサポート機構が備わる。
10スポークYデザインのアルミホイール。フロントは235/35R19、リアは295/30R19のタイヤを履く。
10スポークYデザインのアルミホイール。フロントは235/35R19、リアは295/30R19のタイヤを履く。
ソフトトップは、車速が50km/hまでであれば、走行中でも開閉可能。その動作は19秒で完了する。
ソフトトップは、車速が50km/hまでであれば、走行中でも開閉可能。その動作は19秒で完了する。

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