【スペック】全長×全幅×全高=3995×1685×1460mm/ホイールベース=2470mm/重量=1210kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブターボ+スーパーチャージャー(179ps/6200rpm、25.5kgm/2000-4500rpm)/価格=294万円(テスト車=334万9500円/LEDポジショニングランプ付きバイキセノンヘッドライト=12万6000円/RNS510 HDDナビゲーションシステム=28万3500円)

フォルクスワーゲン・ポロGTI(FF/7AT)【試乗記】

かみ合う瞬間 2010.11.22 試乗記 フォルクスワーゲン・ポロGTI(FF/7AT)
……334万9500円

排気量が小さくなって、パワーも燃費も大幅アップ。そんな魔法みたいな進化を遂げた「ポロGTI」は、ハンドリングもスゴかった。

クリッピングを射抜ける

ああなるほど、そうなのだ。日本の典型的なせまい山道で、コーナリングのキレアジを求めるなら、「ゴルフ」ではもはやデカすぎるし、重すぎるし、価格が高くなりすぎるのだ。新しい「ポロGTI」に乗って、心からそう思った。

今の大きなゴルフでこれに匹敵するシャープネスを出そうと思ったら、それはとんでもないモンスターにならざるをえず、気軽に買えない超マニア限定商品になるしかない。スピード域が高まるから、ド派手な本気エアロパーツの武装も必要かもしれない。それはもはや大企業のフォルクスワーゲンみずからが300万円そこそこでやる仕事ではない。少なくとも彼らはそう思っているはず。そんなヤンチャを大まじめにやる大企業は、もはやルノーと欧州フォードくらい(?)しか残っていないのではないか。

先代のポロGTIはこうではなかった。運動性能を重視していたのは明らかにゴルフのほうで、ポロはどちらかといえば直線番長っぽかった。当時の1.8リッターターボはターボラグが大きく、シャシーも快適性優先で、クリッピングポイントを正確に狙おうとはあまり思えなかったのだ。

しかし新しいポロGTIのハンドリングは正確そのものだ。路面のうねりに遭遇しても姿勢はピタッと安定してブレない。バネもダンピングも明らかに引き締まっている。ステアリングだけでラインが決まらなくても、スロットルで微調整するだけでクリッピングを射抜ける。

先代「GTI」を、パワーで29ps、トルクで3.1kgm上回る1.4リッターツインチャージャーユニット。同エンジンを搭載する「ゴルフTSIハイライン」と比べても、パワーが19ps増し、トルクは1kgm増しになっている。
先代「GTI」を、パワーで29ps、トルクで3.1kgm上回る1.4リッターツインチャージャーユニット。同エンジンを搭載する「ゴルフTSIハイライン」と比べても、パワーが19ps増し、トルクは1kgm増しになっている。
トランスミッションは、先代の5段MTから7段DSGへと改められた。
トランスミッションは、先代の5段MTから7段DSGへと改められた。

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