【スペック】全長×全幅×全高=4465×1810×1280mm/ホイールベース=2355mm/車重=1440kg/駆動方式=RR/3.8リッター水平対向6DOHC24バルブ(435ps/7600rpm、43.8kgm/6250rpm)/価格=1766万円(テスト車=2061万7000円)

ポルシェ 911 GT3(RR/6MT)【試乗記】

スポーツカーはこうでなくっちゃ! 2010.11.19 試乗記 ポルシェ 911 GT3(RR/6MT)
……2061万7000円
排気量アップによってさらに動力性能を上積みした「911」のスパルタンモデル「GT3」の走りを試す。

効果は見た目以上

2009年3月のジュネーブショーで一般公開された現行型「911 GT3」、その最大の見どころはフラットシックスの排気量が3.6リッターから3.8リッターに拡大されたことだ。これにより、現行型は20psプラスの435psと、2.5kgmプラスの43.8kgmを達成。0-100km/h加速が4.1秒、最高速度は312km/hという動力性能を得ている。

外観にもポルシェ乗りならそれとわかる改善が施されており、従来型より前方に突き出したフロントスポイラー付きバンパーや、デザインが一新されたリアウイングが採用されている。これらの効果は見た目以上に大きく、従来型と比べて2倍以上ものダウンフォースを生み出すという。
ちなみに、車高はノーマル「911カレラ」より約30mm低められているが、必要に応じてフロントアクスルを約30mm上昇させる「ライドハイト・リフトシステム」が新たに装着されたので、実用面での犠牲は相殺されている。

また、今回から走行安定性と安全性を確保するPSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)が付いたことも注目に値する。もっとも、サーキット直系の「911 GT3」に装着されるPSMは、よりダイレクトなドライビングが楽しめるように作動の基準が高めに設定されているのがポイント。PSMの解除についても、まずSC(スタビリティコントロール)のみ、次にSC+TC(トラクションコントロール)の両方と、段階を追ってできるようになっている。

オプションのスポーツバケットシートは、背面がカーボンファイバー素材で覆われているのが特徴。バックレストは可倒式で側胸部保護用サイドエアバッグが備わる。
オプションのスポーツバケットシートは、背面がカーボンファイバー素材で覆われているのが特徴。バックレストは可倒式で側胸部保護用サイドエアバッグが備わる。

ポルシェ 911 GT3(RR/6MT)【試乗記】の画像
リアウイングは、デザインが新しくなり、上部の角度を調節することが可能になった。
リアウイングは、デザインが新しくなり、上部の角度を調節することが可能になった。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

911の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ポルシェ718ボクスターS(MR/7AT)【試乗記】 2016.11.17 試乗記 350psの2.5リッターフラット4ターボエンジン搭載の「718ボクスターS」に試乗。パワーはもちろん、乗り心地もハンドリングも抜かりなしの718ボクスターSだが、ポルシェにだってできないことはある。それは……。箱根の山道を目指した。
  • ミドシップスポーツ「718ケイマン」を知る 2016.11.15 特集 2016年春に世界初公開されたポルシェの2シータースポーツ「718ケイマン」が、日本上陸を果たした。新たに開発された水平対向4気筒ターボエンジンや、一段と磨きのかけられた足まわり、こだわりの内外装は、どんな運転体験をもたらすのか。上級モデル「718ケイマンS」に試乗し、その実像に迫った。
  • マツダ・ロードスターRF VSプロトタイプ(FR/6AT)【試乗記】 2016.11.19 試乗記 「マツダ・ロードスター」に、スイッチひとつでルーフが開閉する電動ハードトップモデル「RF」が追加された。開発者のこだわりがつまったリトラクタブルハードトップの出来栄えと、ソフトトップ車とは一味違う走りをリポートする。
  • スバルWRX S4 tS NBR CHALLENGE PACKAGE(4WD/CVT)【レビュー】 2016.11.30 試乗記 STI史上最強の「S207」に準ずる運動性能を身につけながら、快適性も考慮されたというコンプリートカー「スバルWRX S4 tS」。STIのスポーツパーツを全身にまとったその走りを、「NBR CHALLENGE PACKAGE」で試した。
  • メルセデス・ベンツGLC350e 4MATICスポーツ(4WD/7AT)【試乗記】 2016.11.23 試乗記 「メルセデス・ベンツGLC」シリーズに加わったプラグインハイブリッド車の「GLC350e 4MATICスポーツ」に試乗。EV走行が身近に味わえ、しかもアクセルを踏めば迫力の加速を披露する緩急自在の“パワーハイブリッド”の実力やいかに?
ホームへ戻る