【スペック】全長×全幅×全高=3850×1695×1510mm/ホイールベース=2430mm/車重=990kg/駆動方式=FF/1.2リッター直列4気筒DOHC16バルブ(91ps/6000rpm、12.0kgm/4800rpm)/価格=147万5250円(テスト車=153万8250円/ディスチャージヘッドランプ=6万3000円)

スズキ・スイフトXS(FF/CVT)【試乗記】

いまどきまっとうなコンパクトカー 2010.11.09 試乗記 スズキ・スイフトXS(FF/CVT)
……153万8250円

パッと見、従来型と大きく変わらない新型「スイフト」。しかしその中身は、大きく進化していた。

ホントの幸せとは?

とある昼下がり、運転しながらTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』を聴いていたら、コラムニストの神足裕司さんの言葉が耳に飛び込んできた。運転中だったので一語一句正確というわけではないけれど、ニュアンスとしてはこんなことをおっしゃっていた。
「幸せというのは人もうらやむような大成功を収めることじゃなくて、仕事帰りに仲間と居酒屋で一杯ひっかけて、ワリカンの2000円とか3000円を払えることです」
なるほどな〜、確かにそうかもしれない。ちょっとグッとくる。

で、最近試乗したクルマで、神足さんがおっしゃる幸せと似たものを感じたのが「スズキ・スイフト」だ。
8月にフルモデルチェンジを受けて3代目となった新型「スズキ・スイフト」は、イバリが利くわけでもなければ、バカっ速いわけでもない。ため息が漏れるようなルックスでもないし、インテリアだってゴージャスという言葉からは縁遠い。けれども、高速道路で、いつもの通勤路で、スーパーやコンビニの駐車場で、足を延ばしたワインディングロードで、「いいクルマだなあ」としみじみ感じたのだ。

「スズキ・スイフト」に乗っているとじわじわと幸せを感じる理由は、いくつもあげることができる。走りはじめてすぐにわかるのが、乗り心地のよさだ。従来型から約10cm長くなったとはいえ、3850mmという全長は「ホンダ・フィット」より5cm短い。そんなコンパクトなボディでありながらピョコタンしたところがなく、ゆったり悠然と走るのだ。
路面から伝わるショックは角の取れたまろやかなもの。大きな段差を乗り越えても、「タイヤ→アスリートのひざのように伸び縮みするサスペンション→かっちりしたボディ」と経由することで、衝撃が薄まるのだ。


スズキ・スイフトXS(FF/CVT)【試乗記】の画像
外観上の従来型との識別点は、ヘッドランプからのラインがフロントバンパーを縦断している点。結果としてフロントグリルの迫力がやや増した。「XL」と「XS」グレードのドアミラーにはLEDのウインカーランプが内蔵される。
外観上の従来型との識別点は、ヘッドランプからのラインがフロントバンパーを縦断している点。結果としてフロントグリルの迫力がやや増した。「XL」と「XS」グレードのドアミラーにはLEDのウインカーランプが内蔵される。
フロントと同じく、リアバンパーにもリアコンビネーションランプからのラインが延び、より立体的、彫刻的な造形となっている。タイヤサイズはベーシックな「XG」が175/65R15、「XL」と「XS」が185/55R16となる。
フロントと同じく、リアバンパーにもリアコンビネーションランプからのラインが延び、より立体的、彫刻的な造形となっている。タイヤサイズはベーシックな「XG」が175/65R15、「XL」と「XS」が185/55R16となる。

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