【スペック】全長×全幅×全高=4628×1899×1484mm/ホイールベース=2776mm/車重=1554kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(180ps/5700rpm、24.5kgm<オーバーブースト時:27.5kgm>/1600-5000rpm)(欧州仕様車)

ボルボV60 T4(FF/6AT)【海外試乗記】

ワゴンときどきクーペ 2010.10.24 試乗記 ボルボV60 T4(FF/6AT)
ボルボ史上最もスポーティなワゴン「V60」にイタリアで試乗。大胆にイメージを変えた、最新ボルボの走りをリポートする。

大胆なスタイリング

ボルボの歴史で最もスポーティなセダン「S60」に続き、その精神をボルボお得意のワゴンで表現した「V60」の試乗会が、イタリアはベローナの郊外で開かれた。ベローナといえば中世の雰囲気をよく残した町で、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』の舞台としても知られる。われわれが訪れたのはその郊外。のんびりとした風景にワイン畑が広がり、その間をワインディングロードが縫って走る丘陵がV60の舞台だった。ボルボ・ファミリー随一のスポーツワゴンの実力を試すには、格好のコースである。

シートに着く前にぐるっとひと回り、V60のスタイリングをチェックする。ボディ側面のウィンドウグラフィックによる視覚的な効果もあって、ルーフラインは優雅な曲線を描いている。
通常なら垂直方向に切り立ったテールゲートもV60では寝かされていて、ずいぶんと躍動的だ。さらに前後のオーバーハングは左右が絞り込まれているので、斜め方向から見ると、実際よりオーバーハングが短く見えるようになっている。かなりクーペ的な造形にこだわっていることがわかる。

格好がいいぶん、ラゲッジスペースの容量が限られてしまうのは、まあ仕方のないところか。リアシートを立てた状態での容量は430リッター。「アルファ159スポーツワゴン」が445リッターで、「BMW3シリーズツーリング」が460リッターなので、V60がいかに思い切ったコンセプトを持つワゴンなのかわかるだろう。たくさん積みたい人は「V70」を選ぶべき。ボルボ自身もそう考えているはずだ。
もっとも、その限られたスペースをきっちり使い切る姿勢は、いつものボルボ流。リアシートは40:20:40の比率で倒れるようになっており、倒せばきっちりフラットになる。しかも、その状態でのフロア長は175cm近く取れるから、イケアで大物家具を買っても何とか持って帰れそうだ。


ボルボV60 T4(FF/6AT)【海外試乗記】の画像
リアシートには、2席分のチャイルド・ブースター・クッション(写真)を組み込むことができる。
リアシートには、2席分のチャイルド・ブースター・クッション(写真)を組み込むことができる。
4:2:4の3分割可倒式リアシートを前に倒せば、奥行き175cmの荷室スペースが確保できる。(写真=竹下元太郎)
4:2:4の3分割可倒式リアシートを前に倒せば、奥行き175cmの荷室スペースが確保できる。(写真=竹下元太郎)

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