【スペック】全長×全幅×全高=4915×1850×1815mm/ホイールベース=3000mm/車重=1920kg/駆動方式=FF/2.5リッター直4DOHC16バルブ(170ps/5600rpm、25.0kgm/3900rpm)/価格=338万1000円(テスト車=414万7500円)

日産エルグランド250 Highway STAR 7人乗り(FF/CVT)【ブリーフテスト】

日産エルグランド250 Highway STAR 7人乗り(FF/CVT) 2010.10.21 試乗記 ……414万7500円
総合評価……★★★★

新たな3代目に「キング・オブ・ミニバン」復権をかける、「日産エルグランド」。その実力を、売れ筋の2.5リッターモデルで試した。

細かい“詰め”を残すのみ

乗り込んだ瞬間、「うわっ、前が見えない!」 ミニバンは大きくなるほど運転席が高くなる。遠くはよく見えても、直下が見えない。大型トラックなどにありがちな、交差点左折時の巻き込み事故が起こるのも、この前方直下が見えないからだ。

そこで、カメラの映像を駆使して、左側方と前方をスクリーンに映し出すようになっている。確かにこれはありがたい装置ではあるが、動き出すとすぐに消えてしまう。常時モニタリングしたいもので、10km/hといわず、せめて20km/h程度までは機能してほしい。
最近は、信号で停止する際、車間距離を詰めないで冗長に前をあけて止まるクルマも多く、「後方までの流れを考えない、だらしないドライバーが増えている」などと感じていたが、その理由のひとつは、この手のクルマの前方直下の視界に不安があるからだ。この点において、「日産エルグランド」には意識こそあれど、まだ努力が足りない。

詳細は後述するが、クルマとしてのハード面は、よくできている。基本的な乗り心地は重量級らしい、フラットでどっしりと落ちついたもの。操縦安定性もサイズのわりに取りまわしに優れ、曲折部でも安定性は高い。動力性能も上々で、2トン近いボディを遅滞なく運ぶ。4気筒の2.5リッターエンジンは、CVTのおかげもあって、燃費がいい。今回のテスト距離276.5kmの総平均で、7.0km/リッターも走った。

テスト車は、11インチの大型モニターが自慢のリアエンターテイメントシステム(オプション)付き。さらに「BOSE 5.1chサラウンドサウンドシステム」でグレードアップすることもできる。
日産エルグランド250 Highway STAR(FF/CVT)【ブリーフテスト】
 
日産エルグランド250 Highway STAR(FF/CVT)【ブリーフテスト】

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

エルグランドの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • 日産NV350キャラバン プレミアムGX(FR/5AT)【試乗記】 2012.7.30 試乗記 日産NV350キャラバン プレミアムGX(FR/5AT)
    ……267万3300円

    発売後約1カ月で月販目標の3倍となる6000台を超えるなど、好調な立ち上がりを見せている「NV350キャラバン」。シェア8割以上を占める「トヨタ・ハイエース」にどこまで迫れるか。
  • 日産小型商用車(LCV)取材会【試乗記】 2016.4.5 試乗記 日産の小型商用車(LCV)がずらりとそろうオールラインナップ試乗会に参加。北米専用のフルサイズピックアップトラックの「タイタンXD」からEVの「e-NV200」まで、今の日産を代表する商用車のステアリングを握った。
  • シトロエンC4フィールBlueHDi(FF/6AT)【試乗記】 2016.10.20 試乗記 PSAグループの最新ディーゼルエンジン、BlueHDiを搭載する「シトロエンC4」に試乗。フランスではディーゼルが乗用車用パワーユニットの主役だ。遅れてやってきた“本命”は、日本の交通環境下でいかなる走りを見せるのだろうか。
  • 標準サイズの日産NV350キャラバンに新グレード 2013.6.28 自動車ニュース 日産自動車は、「NV350キャラバン」に、オートスライドドア付きの新グレードを追加設定し、2013年9月2日に発売する。
  • 日産エルグランド250 Highway STAR 7人乗り(FF/CVT)【ブリーフテスト】 2010.10.21 試乗記 ……414万7500円
    総合評価……★★★★

    新たな3代目に「キング・オブ・ミニバン」復権をかける、「日産エルグランド」。その実力を、売れ筋の2.5リッターモデルで試した。
ホームへ戻る