【スペック】全長×全幅×全高=3800×1720×1130mm/ホイールベース=2300mm/車重=900kg/駆動方式=MR/1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブ(136ps/6800rpm、16.3kgm/4400rpm)/価格=510万円(テスト車=532万円/ライフスタイルペイント<クロームオレンジ>=22万円)

ロータス・エリーゼ(MR/6MT)【試乗記】

最後の牛若丸? 2010.10.14 試乗記 ロータス・エリーゼ(MR/6MT)
……532万円

新エンジンの感触やいかに!? マイナーチェンジを受けた「ロータス・エリーゼ」のベーシック仕様を試乗する。

もしも2010年版『サーキットの狼』があったら

マイナーチェンジを受けて鋭い目つきになった「ロータス・エリーゼ」を間近に見ながら、「もし2010年版『サーキットの狼』があったとしたら、風吹裕矢はこのクルマに乗るか?」てなことを考える。1975年に『週刊少年ジャンプ』で『サーキットの狼』の連載が始まった時、主人公の風吹裕矢は「ロータス・ヨーロッパ スペシャル」を駆っていた。はたして現代のロータス製軽量スポーツカーは、主役をはれるのか。

マイチェンにともない、フェイスリフトのほかにベーシック仕様のエンジンが変更された。従来のベースモデルだった「エリーゼS」は、トヨタ製1.8リッターの1ZZ-FE型(136ps)を搭載していた。一方、これから試乗する「エリーゼ」は、同じくトヨタ製ではあるけれど1.6リッターの1ZR-FAE型(136ps)を積む。ちなみに、192psの1.8リッター直4搭載の「エリーゼR」と、220psの1.8リッター直4+スーパーチャージャーの「エリーゼSC」のエンジンに変更はない。

広報担当者によれば、ロータスのファンの中には2004年以降のトヨタ製エンジン搭載車に抵抗をお持ちの方もいるとのこと。けれど、風吹裕矢的には全然問題なしかと思われる。彼のロータス・ヨーロッパ スペシャルの“ビッグバルブ”ユニットも、元をたどればフォードの116E型エンジンにロータスが独自のヘッドを載せてチューンしたもの。おカネ持ちメーカーを上手に利用するのは伝統芸なのだ。

ちなみに、1973年型ロータス・ヨーロッパ スペシャルの最高出力は126ps。対する2010年型エリーゼは136psと、かなり近い。車重は前者が712kg、後者が900kgだから、パワー・トゥ・ウェイト・レシオではやや不利。ただし価格を見ると1973年時点でロータス・ヨーロッパ スペシャルの5段MT仕様が315万円だったのに対して、エリーゼは510万円。1973年の大卒初任給は8万5000円程度だったらしいので、ロータスの軽量スポーツカーは価格的にかなり近しい存在になったといえる。という長〜い前フリの後(すみません)、エリーゼに乗り込む。

「トヨタ・オーリス」などに搭載される1.6リッターの1ZR-FAEエンジン。バルブマチックシステム(可変バルブリフト機構)とデュアルVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を備える、トヨタでも有数のハイテクエンジン。従来型1.8リッターエンジンに比べて、燃費は23%以上も向上しているという。
「トヨタ・オーリス」などに搭載される1.6リッターの1ZR-FAEエンジン。バルブマチックシステム(可変バルブリフト機構)とデュアルVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を備える、トヨタでも有数のハイテクエンジン。従来型1.8リッターエンジンに比べて、燃費は23%以上も向上しているという。
タイヤサイズは、フロント175/55ZR16、リア255/45ZR17。12スポークアルミホイールが装着される。
タイヤサイズは、フロント175/55ZR16、リア255/45ZR17。12スポークアルミホイールが装着される。
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