【スペック】全長×全幅×全高=4495×1765×1375mm/ホイールベース=2595mm/車重=1360kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(166ps/6400rpm、21.0kgm/3250rpm)/価格=385万円(テスト車=同じ)

アルファ・ロメオ アルファGT クアドリフォリオ ドーロ(FF/5AT)【試乗記】

枯れない四葉 2010.10.05 試乗記 アルファ・ロメオ アルファGT クアドリフォリオ ドーロ(FF/5AT)
……385万円

アルファ・ロメオの「アルファGT」に限定車が登場。伝統のゴールド・エンブレムをいただくスポーティクーペは、さて、どんな走りを見せる……?

ちょっと豪華ですごくレア

車名の「ドーロ」(d'Oro)とは、イタリア語で「金色の」という意味。つまり、「クアドリフォリオ ドーロ」で「黄金の四葉(のクローバー)」である。アルファのスポーツモデルに付く四葉のクローバーは「ヴェルデ」(緑色)がよく知られ、その起源は1920年代のレーシングカーまでさかのぼる。ウーゴ・シボッチというドライバーが「アルファ・ロメオ RL」に描いたのが最初で、そのクルマがレースに勝ったことから、みんなが験を担いで描くようになったらしい。まあ、一種のお守りだ。

では、金のクローバーの効能は? カタログを読むと、特にレースや勝利とは関係がないらしく、豪華架装を施したモデルに与えられた、とある。そして最初にこのバッジを付けたのが、1960年代末から1970年代初頭に販売された105系(ジュリア・クーペ)の「1750 GT ヴェローチェ」だったそうだ。

ふーん、そんな歴史があったのか。知らなかった。筆者はまさにそのクルマに7年間乗ったが、「オレのはドーロだゾ。豪華なんだ」なんて認識したことは一度もなかった。確かに、インパネには木目パネルが張られ、ステアリングはヘレボーレ社製のウッドタイプだったりと、豪華志向ではあったけれども。不勉強の照れ隠しではないけれど、ほかにどんな「ドーロ」があるのか知りたくなって、アルファの博物館「ムゼオ・アルファ・ロメオ」に行ったときに撮った大量の写真を当たってみたが、意外にないものである。緑や白や銀は簡単に見つかる。しかし、クリーム色の地に金の四葉というのは珍しく、なかなか見つからないのだ。結局、「アルフェッタ・スパイダー」(1972年のショーモデル)ぐらいだった。

「アルファGT」の「ドーロ」はわずか60台の限定モデルだから、街中では四葉のクローバーと同じぐらい希少になりそう。ボディカラーはアルファ・レッドのみで、ナチュラルカラーのレザー内装と、18インチの5本スポークホイールが目印。エンジンは2.0JTSでハンドル位置は右のみ。まあ目立って豪華な仕立てではないが、アルファ100周年の“コンピレーションもの”ということで、こういうのも粋でイイではないですか!

Cピラーに添えられる「黄金の四葉のクローバー」。エンブレムそのもののつくりは、やや弾力のある円盤に、クロームで縁取られたクローバーの組み合わせ。
Cピラーに添えられる「黄金の四葉のクローバー」。エンブレムそのもののつくりは、やや弾力のある円盤に、クロームで縁取られたクローバーの組み合わせ。

アルファ・ロメオ アルファGT クアドリフォリオ ドーロ(FF/5AT)【試乗記】の画像
足元には、「クアドリフォリオ ドーロ」の特別装備、5スポークの18インチホイールがおごられる。ボディ同色のサイドミラーも特徴のひとつ。
足元には、「クアドリフォリオ ドーロ」の特別装備、5スポークの18インチホイールがおごられる。ボディ同色のサイドミラーも特徴のひとつ。
ナチュラルカラーのレザーで仕上げられた、インテリア。ボディカラーは写真のアルファ・レッドのみとなる。
ナチュラルカラーのレザーで仕上げられた、インテリア。ボディカラーは写真のアルファ・レッドのみとなる。

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