BMW/MINIブースの紹介【パリサロン2010】

2010.10.04 自動車ニュース
BMWの目玉は「コンセプト6シリーズクーペ」。“コンセプト”の名が付くが、完成度は量産型なみ。
BMW/MINIブースの紹介【パリサロン2010】

【パリサロン】BMW、次期「6シリーズ」を提案 MINIの電動スクーターがデビュー?

BMWは次期「6シリーズ」を示唆するコンセプトモデルを発表。そしてMINIブランドは、期せずして「スマート」と同時に、2輪を発表することになった。

「コンセプト6シリーズクーペ」のリアビュー。先代モデルより伸びやかな造形で、クーペならではの優雅さを表現している。
「コンセプト6シリーズクーペ」のリアビュー。先代モデルより伸びやかな造形で、クーペならではの優雅さを表現している。 拡大
「コンセプト6シリーズクーペ」の室内。ドライバー方向に傾けられたセンターコンソールなど、BMW伝統のモチーフを見てとることができる。
「コンセプト6シリーズクーペ」の室内。ドライバー方向に傾けられたセンターコンソールなど、BMW伝統のモチーフを見てとることができる。 拡大
新型「X3」は、まずは「xDrive20d」と「xDrive35i」から販売が始まる予定。
新型「X3」は、まずは「xDrive20d」と「xDrive35i」から販売が始まる予定。 拡大

■次期「6シリーズ」は、ほぼ完成!?

「駆け抜ける歓び」をタグラインに掲げるメーカーだけあって、最近のBMWはモーターショーをクルマを展示するだけの場とは考えていない。ホームグラウンドのフランクフルトショーでは、別館をひとつ貸し切り、ホールの壁のちょっと高い位置にトラックをぐるりと一周まわし、ショーカーからヴィンテージカーまでを実際に走らせていたのだ。

BMWはここパリでも、フランクフルトほど大規模ではないが、実際に走らせるトラックを設置。プレスカンファレンスでは、オリジナル「6シリーズ」に続いて「コンセプト6シリーズクーペ」を、自走で観衆の前に登場させるというパフォーマンスを披露した。なかなか粋な演出である。

長いボンネット、短いフロントオーバーハング、優雅に下降していくルーフラインと、「コンセプト6シリーズクーペ」は“6シリーズの文脈”に忠実で、しかも先代モデルにもまして耽美(たんび)的に見える。面質は現行「5シリーズ」に共通する、リッチな感触のもの。先進性やそれに起因する奇抜さより、熟成や伝統に重きを置いているかのように見える。
そうは言っても、もちろん先進的な試みが盛り込まれており、アダプティブ機構を備えた、BMWとしては初となる総LEDヘッドランプを装着している。

一方、今回が一般初公開となる新型「X3」も観衆を集めていた。従来型よりボリューム感が増し、それに応じてインテリアスペースも広がっている。販売開始当初はディーゼルが「xDrive20d」(184ps)、ガソリンが「xDrive35i」(306ps)というシンプルなラインナップになる予定だ。

「MINIスクーターEコンセプト」。丸いヘッドランプに、カウルの開口部を囲むグリル状のクロームモールなど、四輪のMINIから拝借したデザインモチーフを見つけることができる。
「MINIスクーターEコンセプト」。丸いヘッドランプに、カウルの開口部を囲むグリル状のクロームモールなど、四輪のMINIから拝借したデザインモチーフを見つけることができる。 拡大
スマートの「eスクーター」と同様にこちらも電動。プラグはボディの左側に隠れている。
スマートの「eスクーター」と同様にこちらも電動。プラグはボディの左側に隠れている。 拡大
 
BMW/MINIブースの紹介【パリサロン2010】の画像 拡大

■MINIの話題は、スクーターとWRC

BMWの隣にあるMINIのスタンドで注目を集めていたのは「MINIスクーターEコンセプト」である。スマートの「eスクーター」と同様に、こちらもリチウムイオンバッテリーを搭載した電動スクーターであり、ヘッドランプやフロントカウルの開口部に、四輪のMINIのデザインモチーフが用いられているのが見どころ。特にメカニズムの詳細や、普及へ向けたビジネス的なシナリオなどは提示されず、デザインスタディ的な展示にとどまった。

そしてもうひとつ、発表されたばかりの「MINIカントリーマン」(日本名「MINIクロスオーバー」)で、MINIがWRC(世界ラリー選手権)へ出場することが明らかにされた。2011年シーズンはスポット参戦となり、翌2012年からフル参戦する。カスタマーチームへ向けた車両の供給は、2010年の秋から始まる予定だ。

(文=webCG竹下)

関連キーワード:
6シリーズ クーペX3BMWMIMIパリモーターショー2010イベント自動車ニュース

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • BMW M2コンペティション 2018.4.19 画像・写真 「M3」「M4」ゆずりの3リッター直6ターボエンジン(最高出力410ps、最大トルク550Nm)を搭載。BMWのコンパクトなハイパフォーマンスモデル「BMW M2コンペティション」の姿を写真で紹介する。
  • BMW M5(4WD/8AT)【試乗記】 2018.4.19 試乗記 初代のデビューから30年以上の歴史を持つ、BMWのハイパフォーマンスセダン「M5」に試乗。6代目にして初めて4輪駆動システム「M xDrive」を採用した、その走りとは? 最高出力600psオーバーを誇るライバル車との比較を交えつつリポートする。
  • BMW M2クーペ(FR/6MT)【試乗記】 2017.8.14 試乗記 BMWのMモデルならではのスポーツマインドが、最もコンパクトかつピュアな形で表現された「M2クーペ」。遅れて加わった6段MT仕様は、自らの意思で操る、スポーツカーの根源的な楽しさに満ちていた。
  • ホンダ・クロスカブ110(MR/4MT)【レビュー】 2018.4.21 試乗記 ビジネス用途の「スーパーカブ」をベースに開発された、ホンダの小型バイク「クロスカブ」。その最新型は、「単なるバリエーションモデル」と割り切れない、独自の魅力を持っていた。
  • メルセデス・ベンツE200カブリオレ スポーツ(FR/9AT)【試乗記】 2018.4.20 試乗記 新型「メルセデス・ベンツEクラス カブリオレ」に試乗した。“先代よりも大きく広くなった”とはいえ、セダンと比べると実用性では大きく劣るのがオープントップモデルの宿命。過去に3台のオープンモデルを乗り継いできたリポーターは、どこに価値を見いだした?
ホームへ戻る