欧州車はATFの交換は不要?

2010.10.02 クルマ生活Q&A ガソリン・オイル

欧州車はATFの交換は不要?

某ドイツ車に乗っています。3万km走行時にディーラーのサービスにATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)の交換を依頼したところ、必要ないと断られました。本当に交換する必要がないのでしょうか。近々新車(またドイツ車です)を購入する予定なので、その前にアドバイスをいただきたいのです。なお使用状況は市街地走行が7割、高速が3割といったところです。

お答えします。エンジンオイルをはじめとするほかの油脂類と同様、ATFも使用しているうちに劣化します。ですから交換したほうがいい場合も当然ながらあります。

最近の欧州車は、エコロジーの考えもあってエンジンオイルを含めて油脂類がロングライフ設計となっており、サービスマニュアルにおける交換のインターバルが長くなっています。おそらくこれが理由で、ディーラーでは交換不要と判断したのでしょう。
しかし、個人的には走行距離で交換の要/不要を判断する方法には、疑問を感じます。なぜなら油脂類の劣化の度合いは使用状況によって異なり、たとえば渋滞の多い都市部で使われているクルマと、流れがスムーズな郊外で使われているクルマでは、同じ走行距離でも劣化度合いに差があるからです。したがってATFの交換も、マニュアルに従えば不要であっても、実施したほうがATの動作がスムーズになる場合が、実際にあり得るのです。

というわけで、ディーラーで断られても、オーナーが交換したほうがいいのではないかと考えるならば、信頼できる(メーカー系でない)修理工場に相談してみてはいかがでしょうか。