【スペック】S63AMGパフォーマンスパッケージ:全長×全幅×全高=5122×1871×1488mm/ホイールベース=3035mm/車重=2120kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8 DOHC32バルブターボ(571ps/5500rpm、91.8kgm/2000-4500rpm)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツCLクラス/Sクラス【海外試乗記(後編)】

自動車を生み出した存在として(後編) 2010.10.01 試乗記 メルセデス・ベンツCLクラス/Sクラス

「CL」「S」に設定されるAMGモデルにも、新しいパワートレインが搭載された。環境問題に対処しつ
つハイパフォーマンスを実現したという、その走りをリポートする。

思わずのけぞるパフォーマンス

(前編からの続き)
今回は同時にAMGの新パワートレインも試すことができた。今春アナウンスがあった、V型8気筒6.2リッター自然吸気ユニット+7G-トロニックに代わる、V型8気筒5.5リッター直噴ツインターボユニット+AMGスピードシフトMCT-7を搭載する新型「CL63AMG」、そして「S63AMG」だ。スペックは最高出力544ps、最大トルク81.6kgm。さらにパフォーマンスパッケージを選べば571ps、91.8kgmにまで跳ね上がる。

アクセルを踏み込んだとたん「うわっ、こりゃスゴい!」とのけぞったのは、「S63AMGパフォーマンスパッケージ」だ。低速域のトルクも図太いけれど、ターボ付きとはいえ排気量が小さいせいかアクセルのツキは鋭く、低いギアではまさに一気に到達するトップエンドに向けたパワーの盛り上がりは強烈の一言。特に中間加速の伸びはすさまじく、その二次曲線的な勢いは、いかにもターボらしいところと言える。

そのまま踏んでいくと、上は7000rpmあたりまでストレスなく回る。それ自体は十分ではあるのだが、残念なのは回転フィールだけではレッドゾーン近しということを把握しにくいことだ。このあたりが、最後の官能的な伸び切り感で絶頂を味わわせてくれる自然吸気エンジンとの、一番の違いということになる。

「SL63AMG」や「E63AMG」で先に使われている7段MCTのマナーは完璧。心地良いダイレクト感の一方、快適性に一切犠牲を強いていない。アイドリングストップは、こちらにも標準。この手のクルマが信号待ちで静かになるさまは、ちょっと不思議な気分にさせられる。 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

Sクラス セダンの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • メルセデス・ベンツE400 4MATICエクスクルーシブ(4WD/9AT)【試乗記】 2016.12.2 試乗記 3.5リッターV6ターボエンジンに4WDシステムを組み合わせる、新型「メルセデス・ベンツEクラス」の上級モデルに試乗。先行して発売された2リッター直4ターボ車とは異なる、その走りの質を報告する。
  • メルセデスAMG E63 S 4MATIC+(4WD/9AT)【海外試乗記】 2017.1.7 試乗記 新型「メルセデス・ベンツEクラス」のラインナップに加わった最強モデル「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+」に試乗。Eクラス史上最強の612psを誇るスーパーサルーンの走りをポルトガルの公道とサーキットでチェックした。
  • BMW 523dラグジュアリー(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.2 試乗記 全方位的進化を遂げた新型「BMW 5シリーズ」。部分自動運転を可能とし、燃費も大幅に改善するなど話題に事欠かないが、実際に運転してひしひしと伝わってきたのは車体の“軽さ”だった。「523dラグジュアリー」に試乗した。
  • フェラーリがV8ターボ、4人乗りの「GTC4ルッソT」を発表 2017.3.16 自動車ニュース フェラーリが「GTC4ルッソT」を日本初公開。2016年10月のパリモーターショーで世界初公開されたフロントエンジンの4座モデルで、最高出力610ps、最大トルク77.5kgmの3.9リッターV8ターボエンジンが搭載されている。
  • アストンマーティンDB11ローンチエディション(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.15 試乗記 アストンマーティン伝統の、「DB」の2文字を車名に冠したニューモデル「DB11」。端々に伝統を感じさせるデザインで、新開発の5.2リッターV12ツインターボエンジンと先進のエアロダイナミクスを包んだ新世代アストンの実力を試す。
ホームへ戻る