【スペック】CL500ブルーエフィシェンシー:全長×全幅×全高=5095×1871×1419mm/ホイールベース=2955mm/車重=2070kg/駆動方式=FR/4.7リッターV8 DOHC32バルブターボ(435ps/5250rpm、71.4kgm/1800-3500rpm)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツCLクラス/Sクラス【海外試乗記(前編)】

自動車を生み出した存在として(前編) 2010.09.30 試乗記 メルセデス・ベンツCLクラス/Sクラス

新開発のV8、V6エンジンが、メルセデスのトップレンジ「CL」「S」に搭載された。大柄なボディと小
さくなった心臓のマッチングはいかに? 南仏カンヌで試乗した。

燃費を大幅に改善

クリーンディーゼル、ハイブリッド、そしてCGI。メルセデス・ベンツのパワートレインが、環境問題への対処を旗印に大きく進化している。そしていよいよ、その流れがトップレンジに波及してきた。最高級クーペの「CLクラス」、そして旗艦「Sクラス」への新エンジンの搭載だ。

「CL500(日本ではCL550と呼ばれる)ブルーエフィシェンシー」、そして「S500(同S550)ブルーエフィシェンシー」の新たな心臓となるのは、V型8気筒4.7リッター直噴ツインターボユニット。そして「S350ブルーエフィシェンシー」に積まれるのは、V型6気筒3.5リッター直噴自然吸気ユニットである。第3世代のスプレーガイデッド直噴システムを搭載したこれらのエンジンシリーズは、「BlueDIRECT」テクノロジーと総称される。

スペックを見るとV型8気筒ユニットは、現行の5.5リッター自然吸気の最高出力388ps、最大トルク54.0kgmから同435ps、71.4kgmへと大幅にパフォーマンスを高めながら、燃費はEU複合モードで、実に23%減の9.5リッター/100km(約10.5km/リッター)へと改善させている。これはエンジン自体はもちろん、補機類やエアコン、パワーステアリングなどの高効率化、さらにはスタート/ストップ(アイドリングストップ)機能、低転がり抵抗タイヤ、そしてエネルギー節約型とされたABC(アクティブボディコントロール)といった、さまざまな要素が相まって実現された数値だ。

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