スバル 新世代ボクサーエンジンを開発

2010.09.24 自動車ニュース
新世代ボクサーエンジン
スバル 新世代ボクサーエンジンを開発

富士重工が新世代ボクサーエンジンを開発

富士重工業は2010年9月23日、環境と走行の両性能をより高い次元で両立させた新型水平対向4気筒エンジンを開発したと発表した。排気量は2.5リッターと2リッター。今後、「スバル・フォレスター」への搭載を皮切りに、他車種へと拡大していく。

群馬製作所の新エンジン工場。
スバル 新世代ボクサーエンジンを開発

■約10%燃費改善し、「フォレスター」から搭載

新型水平対向4気筒エンジンは、基本骨格から全面的に構造が刷新されている。これまで搭載上の条件から困難とされてきたロングストローク化や燃焼室のコンパクト化が実現されており、軽量、コンパクト、低重心、優れた振動バランスなど水平対向レイアウトならではの美点はそのままに、約10%の燃費向上をはじめとした環境性能と、実用性に優れた低中速トルクや全域における伸びやかでスポーティな回転特性といった走行性能が高い次元で両立されているという。

排気量は2.5リッターと2リッターで、今後同社の主力エンジンに位置付けられる。見直された箇所は、エンジンの基本骨格となるボア・ストロークのほかに、以下の点が挙げられる。
・吸気ポート形状の最適化、ポート内の隔壁設定、TGV(タンブル・ジェネレーテッド・バルブ)およびEGR(エキゾースト・ガス・リサーキュレーション)クーラーの設定による燃費の向上。
・吸・排気バルブへのAVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)の採用による出力、燃費、排ガス等、諸性能の向上。
・ピストンやコンロッドをはじめとした主運動系部品の軽量化や、高効率な小型オイルポンプの採用(フリクションロスを約30%低減)による燃費と回転レスポンスの向上。
・エンジン冷却回路をブロック側とヘッド側に分離して冷却効率を最適化。それによる燃費と出力の向上。

今回の全面刷新は、1989年発売の初代レガシィに搭載された第2世代ボクサーエンジン以来、21年ぶり。群馬製作所大泉工場内に専用工場を新設して生産する。フォレスターへの搭載を皮切りに、今後順次搭載車種を拡大していく予定。

(webCG 竹下)

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