【スペック】全長×全幅×全高=3870×1830×1840mm/ホイールベース=2310mm/車重=1370kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(105ps/5750rpm、15.1kgm/3750rpm)/価格=234.8万円(テスト車=同じ)

ルノー・カングー ビボップ(FF/5MT)【試乗記】

みんなのおもちゃ 2010.09.10 試乗記 ルノー・カングー ビボップ(FF/5MT)
……234.8万円

“短いカングー”、カングー ビボップがデビュー。個性的なルックスと機能は、走りの楽しさをどう変えるのか?

ホントにこれで走っていいんですか?

クルマに限らず、「おもちゃっぽい」という表現は否定的な意味で使われる。そこに「子どもっぽい」というニュアンスも含まれているからだろう。けれども「ルノー・カングー ビボップ」(ビーバップにあらず)は、おもちゃっぽくない。おもちゃなのだ。意図しないでおもちゃ的になったのではなく、確信犯的におもちゃを狙っている。相手を喜ばせようという狙いがはっきりした、大人のおもちゃだ。エッチな意味ではなく。

縦横比がヘン、というのがパッと見の印象。ベースとなった「カングー」と比べると、全長で345mm、ホイールベースが390mmも短くなっている。一方で幅と高さはほとんど変わらないから、カングーを見慣れた目にはかなりの寸詰まりに見えるのだ。けれども、次第にそのアンバランスさがかわいく思えてくる。それはきっとイモトアヤコの眉毛がかわいく見えてくるのと同じで、このクルマが周囲を楽しませてくれるからだろう。

面白さの理由のひとつである、後席部分をオープンにする仕掛けから試してみる。まず、テールゲート部分のガラスをセンターコンソールのスイッチで下げる。続いて、手動のロックを解除して、ルーフ後端を前方にスライドさせる。スライドというより、操作する実感として折りたたむ感じ。で、折りたたんだルーフがカチッとロックされるとできあがり。慣れればアッという間に完成で、ロックさえしてあればこの状態で走っても問題ない。

操作は簡単だけれど、後席をオープンにした姿はかなり異様。『webCG』のM編集部員はルノー・ジャポン広報部に「ホントにこれで走っていいんですか?」と確認したほど。停止した状態で後席に座って見上げると、真っ青な夏空が広がっていて気持ちがいい。2階建てはとバスの屋根を取っ払った「オー・ソラ・ミオ」をたまに見かけてうらやましく思っていたけれど、こんな感じなのか。ここで運転席に移って、エンジンをスタート。さて、走らせた印象やいかに。


ルノー・カングー ビボップ(FF/5MT)【試乗記】の画像
2007年に各国のモーターショーに展示されたコンセプトカー「カングー・コンパクト コンセプト」の市販型が「カングー ビボップ」。9月9日より日本での販売開始となる。ざっくり言えば「ルノー・カングー」の短縮版。リアのスライドドアを廃したかわりに、オープンエアを楽しむための装備が加わる。ボディカラーはツートンで、3色が用意される。また、発売を記念して2色の限定色が各15台、合計で30台用意される。生産は、カングーと同じくフランスのモブージュ工場で行われる。
2007年に各国のモーターショーに展示されたコンセプトカー「カングー・コンパクト コンセプト」の市販型が「カングー ビボップ」。9月9日より日本での販売開始となる。ざっくり言えば「ルノー・カングー」の短縮版。リアのスライドドアを廃したかわりに、オープンエアを楽しむための装備が加わる。ボディカラーはツートンで、3色が用意される。また、発売を記念して2色の限定色が各15台、合計で30台用意される。生産は、カングーと同じくフランスのモブージュ工場で行われる。
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