【スペック】全長×全幅×全高=3600×1655×1470mm/ホイールベース=2365mm/車重=1032kg/駆動方式=FF/1.2リッター直4SOHC16バルブターボ(100ps/5500rpm、14.8kgm/3000rpm)/価格=222万2000円(テスト車=同じ)

ルノー・トゥインゴ クープ・デ・ザルプ(FF/5MT)【試乗記】

ライバルはルノースポール 2010.09.08 試乗記 ルノー・トゥインゴ クープ・デ・ザルプ(FF/5MT)
……222万2000円

ルノーのコンパクト「トゥインゴ」に22台限定のスペシャル版が登場。さまざまなパーツが組み込まれて、その走りはどう変わった?

期待のネーミング

「クープ・デ・ザルプ(Coupe des Alpes)」。なんだか舌をかみそうな名前だが、それを聞いてピンと来たひとはかなりのルノー通。かつての“ルノーワークス”であり、「ルノースポール」が現れるまでルノーのハイパフォーマンスモデルとされていた「アルピーヌ」、その創設者であるジャン・レデレ−氏が、1954年に「ルノー4CV」で優勝を飾った山岳ラリーが「Coupe des Alps」(以下、CdA)なのだ。ちなみに、アルピーヌの語源もまた、そのアルペンラリーでの勝利に由来している。

そんな由緒正しくもロマンチックな名前を冠したモデルが、「4CV」の末裔(まつえい)であるコンパクトモデルに登場した。ベースとなるのは「トゥインゴGT」。100ps、14.8kgmを発生する1.2リッター直4ターボユニットに5段MTを組み合わせる、ルノーで一番小さな3ドアハッチバックである。

「トゥインゴCdA」用のスペシャルパーツを開発したのは、日本におけるルノーチューナーの雄「SiFo(シーフォ)」。かつて「ルノー・スピダー」でGT選手権にも参戦したウデを生かして、「アルプスを駆け抜けるにふさわしい走り」を「トゥインゴGT」に与えるべくシャシーチューニングを行った。

その要となるのはメンバーブレースだ。フロントロワアームの付け根を結ぶシングルビーム、フロントサブフレーム後端からフロアトンネルにかけてを8点を支持するクロスメンバー、中央フロアトンネルをフロント同様につなぐシングルビーム。さらにリアハッチ開口部下にも、パイプ形状のビームを追加している。

ベースモデル「トゥインゴGT」との違いが全くといっていいほどわからない、「トゥインゴ クープ・デ・ザルプ」のインテリア。ただし、運転席のみ、着座位置が20mm低くなっている。
ベースモデル「トゥインゴGT」との違いが全くといっていいほどわからない、「トゥインゴ クープ・デ・ザルプ」のインテリア。ただし、運転席のみ、着座位置が20mm低くなっている。
「クープ・デ・ザルプ」のキモは、床下に。車体のねじり剛性アップを狙って、×型に張られたクロスメンバーのほか、合計3本の補強バーが取り付けられる。
「クープ・デ・ザルプ」のキモは、床下に。車体のねじり剛性アップを狙って、×型に張られたクロスメンバーのほか、合計3本の補強バーが取り付けられる。
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