【スペック】ロング エクシード:全長×全幅×全高=4900×1875×1870mm/ホイールベース=2780mm/車重=2260kg/駆動方式=4WD/3.2リッター直4 DOHC16バルブターボディーゼル(190ps/3500rpm、45.0kgm/2000rpm)/価格=411万6000円(テスト車=440万4750円/リアデフロック=6万3000円/7インチワイドディスプレイHDDナビゲーションシステム(MMCS)+ロックフォードプレミアムサウンドシステム=18万3750円/寒冷地仕様=4万2000円)

三菱パジェロ クリーンディーゼルシリーズ【試乗速報】

今こそ四駆のディーゼルだ!! 2010.09.06 試乗記 三菱パジェロ ロング スーパーエクシード(4WD/5AT)/ロング エクシード(4WD/5AT)/ショート VR-II(4WD/5AT)
……487万2000円/440万4750円/384万3000円

「三菱パジェロ」が新たにポスト新長期規制に適合したクリーンディーゼルエンジンを搭載した。環境性能だけでなく動力性能も同時に向上させた新型にオフロードコースで試乗し、ディーゼルのメリットを確かめた。

ハエ取り紙の粘着力がアップ

三菱自動車がポスト新長期規制をクリアするディーゼルエンジンを発表したのは喜ばしいニュースだ。一方、そのクリーンディーゼルエンジンを搭載した「パジェロ」の試乗会がオフロードコースで行われると聞いて、そりゃ困ると思った。オフロードという特殊な環境ではなく、できれば市街地や高速道路で、燃費や静粛性といった日常領域での使い勝手を知りたかった……。

と、思っていただけれど、結果的にはオフロードコースで試乗することができてよかった。砂を巻き上げ、泥まみれになる特殊な環境で乗ったからこそ知り得たことや、思うところがあったからだ。
ぴっかぴかのパジェロが泥んこで汚れる前に、三菱のクリーンディーゼルエンジンについて簡単におさらいをしておきたい。

三菱は、2008年にヨーロッパ仕様をベースに開発したディーゼルエンジン搭載のパジェロを日本で発売している。ただしこの時点では、世界的に見ても非常に厳しい日本のポスト新長期規制をクリアできていない。具体的には、黒煙の原因となるPM(粒子状物質)こそ規制値をクリアしていたものの、光化学スモッグや酸性雨を招くNOx(窒素酸化物)が規制値をオーバーしていたのだ。

ポスト新長期規制クリアに向けて三菱が取り組んだのは、ざっくり言って以下のふたつの内容だったという。まず、NOxを吸蔵して浄化するNOxトラップ触媒の性能が上がったことが大きかった。なんて書くと難しそうですが、三菱のエンジニア氏の話では「ハエ取り紙の粘着力を上げて、何回掃除しても使えるようにした」とのこと。なるほど。
ほかに、圧縮比を下げることやインジェクターの燃料噴射精度の向上など、エンジン本体の改良にも努めた。結果、ポスト新長期規制をクリアするにとどまらず、燃費もパワーも上がったという。
以上でお勉強はおしまい。クリーンディーゼルエンジン搭載のパジェロでオフロードに繰り出す。

グローブボックス内に新たにUSB端子を設置したり、Bluetoothで接続したデバイスをカーオーディオ用スイッチで操作できるようになるなど、機能面もアップ・トゥ・デイトしている。
グローブボックス内に新たにUSB端子を設置したり、Bluetoothで接続したデバイスをカーオーディオ用スイッチで操作できるようになるなど、機能面もアップ・トゥ・デイトしている。
従来型エンジンでもPM排出量に関してはポスト新長期規制値(0.005g/km)をクリアしていた。そしてこのたび、NOx排出量もポスト新長期規制値である0.08g/km以下に抑えた。
従来型エンジンでもPM排出量に関してはポスト新長期規制値(0.005g/km)をクリアしていた。そしてこのたび、NOx排出量もポスト新長期規制値である0.08g/km以下に抑えた。
写真ではわかりにくいが、リアに新たにアンダーカバーを装着し、空力性能の向上を図った。
写真ではわかりにくいが、リアに新たにアンダーカバーを装着し、空力性能の向上を図った。

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