【スペック】全長×全幅×全高=3780×1665×1515mm/ホイールベース=2450mm/車重=960kg/駆動方式=FF/1.2リッター直3DOHC12バルブ(79ps/6000rpm、10.8kgm/4400rpm)/価格=146万8950円(テスト車=150万450円)

日産マ−チ12G(FF/CVT)【ブリーフテスト】

日産マ−チ12G(FF/CVT) 2010.09.01 試乗記 ……150万450円
総合評価……★★★★

日産を代表する小さな大物「マーチ」。700kmを超える走行テストを行ったミスター・テスターは、そんなマーチに、どんな評価を下すのか?

日産マ−チ12G(FF/CVT)【ブリーフテスト】

確かな手応え

新しい「マーチ」がタイ生産の輸入車になったことに関して、プラスと感じるのはサスペンションなど足まわりの剛性がシッカリしていること。現地の道路事情を反映している。ちなみに日本生産のこのクラスのクルマは、路面からの入力を低く想定しているためか造りは華奢(きゃしゃ)になりがち。逆にマイナスと感じたのは、ドアの立て付けなど、生産技術としては目標の量産レベルにまだ達していない部分だ。

凝った技術を使って小排気量エンジンで走らせるのが現代流という考えもあるが、排気量を大きくするのがパワーアップの一番の近道である。それでも優秀なCVTをもってすれば、使用する回転数を低く抑えられる。単純な構造は耐久性の面でも有利だ。マーチの場合では、結果として低燃費も達成された。今後、どちらが生き残っていくのか興味深いところである。

一方、そんな背景を一切気にせず、単に安価なアシ車として使う場合を考えても、欧州製小型車に近い感覚が味わえ、なかなかの手応えと剛性感があるこのクルマを選ぶのは悪くない。壊れないだけが取りえと言われた過去の国産車とは違い、耐久強度を確保してあるだけにとどまらない、確かな走りの手応えがこのクルマの魅力だ。

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