【スペック】全長×全幅×全高=4469×1852×1285mm/ホイールベース=2350mm/車重=1370kg/駆動方式=RR/3.6リッター水平対向6DOHC24バルブターボ(620ps/6500rpm、71.4kgm/2250-5500rpm)(欧州仕様車)

ポルシェ911 GT2 RS(RR/6MT)【海外試乗記】

究極の911 2010.08.25 試乗記 ポルシェ911 GT2 RS(RR/6MT)

軽量化とパワーアップを突きつめたポルシェの限定車「911 GT2 RS」に試乗。そのパフォーマンスは「RS」の名にふさわしいものなのか?

王者の地位

3.7秒という0-100km/h加速タイム、329km/hという最高速――そんな現実離れしたスピード性能で「911史上で最強・最速!」というタイトルを手中に収めたのが、2007年秋にリリースされた997型の「GT2」だった。「911ターボ」をベースとしながら前輪駆動系を省略し、チタン製エキゾーストシステムや「PCCB」(セラミックコンポジットブレーキ)の採用などで145kgの減量を達成。一方、最高出力を50ps上乗せし、「GT3」系を含む他の911シリーズとは別格の動力性能を実現。それが、このGT2というモデルだった。

しかし、王者にもいつかその地位を譲る時がやってくる。997型GT2にはまさに今、そんな瞬間が訪れたのだ。「ポルシェのロードゴーイングモデルとして最強・最速の一台」――あらためて、そんなタイトルを手にするのがここに紹介するモデル。1972年に登場の「911カレラRS」に端を発する、飛び切りスポーティなポルシェ車に与えられる「RS」の二文字が加えられた、「911 GT2 RS」がそれである。

世界限定500台のみが販売されるというこのモデルは、実は「出場可能なレースカテゴリーが存在しない」という珍しい911でもある。しからば、そんな飛び切りスペシャルなモデルを戦う目的もなくポルシェが送り出した理由は一体何だろう? 私見ではあるが、それは「ポルシェ開発陣の夢の具現」であろうと自分は読んでいる。言い換えれば「いかなる手段を講じてでも創りたかった“究極の911”」。それこそが、このGT2 RSというモデルであろうとボクは想像するのだ。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

911の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ポルシェ911カレラGTS(RR/7AT)/911タルガ4 GTS(4WD/7AT)【海外試乗記】 2017.2.17 試乗記 「ポルシェ911」の高性能モデル「911 GTS」がリニューアル。新世代の3リッターツインターボエンジンを搭載する最新型は、どんな走りを見せるのか? 「911カレラGTS」と「911タルガ4 GTS」に、南アフリカで試乗した。
  • ポルシェ718ケイマン(MR/6MT)【試乗記】 2016.12.19 試乗記 新開発の2リッター4気筒ターボエンジンを搭載する、ポルシェのスポーツカー「718ケイマン」。ワインディングロードや高速道路を走らせてみると、これまでの6気筒モデルとは違った走りのよさが見えてきた。
  • ミドシップスポーツ「718ケイマン」を知る 2016.11.15 特集 2016年春に世界初公開されたポルシェの2シータースポーツ「718ケイマン」が、日本上陸を果たした。新たに開発された水平対向4気筒ターボエンジンや、一段と磨きのかけられた足まわり、こだわりの内外装は、どんな運転体験をもたらすのか。上級モデル「718ケイマンS」に試乗し、その実像に迫った。
  • ポルシェ911カレラ(RR/7MT)【試乗記】 2016.5.4 試乗記 3リッターの直噴ターボエンジンや、より洗練されたシャシーなど、各所に最新の技術が取り入れられた「ポルシェ911カレラ」に試乗。余計な装備の付いていない“素”のモデルだからこそ感じることができた、最新911の本質を報告する。
  • ポルシェ911カレラS(RR/7AT)【試乗記】 2016.4.6 試乗記 3.8リッター自然吸気から3リッターツインターボへとパワーユニットを変更した「911カレラS」に試乗。最新型はどんなクルマに仕上がったのか? さまざまなシチュエーションで感じたドライブフィールに加え、燃費性能についてもリポートする。
ホームへ戻る