【スペック】全長×全幅×全高=5019×1929×1360mm/ホイールベース=2989mm/車重=1950kg/駆動方式=FR/6リッターV12DOHC48バルブ(477ps/6000rpm、61.2kgm/5000rpm)/価格=2268万円(テスト車=2339万3150円)

アストン・マーティン ラピード(FR/6AT)【試乗記】

希代の二枚目スタア 2010.08.24 試乗記 アストン・マーティン ラピード(FR/6AT)
……2339万3150円


アストンの最新4ドアスポーツカー「ラピード」に試乗。その走りは? 乗り心地は?

この格好よさ、簡単ではない

大舞台でセリフや歌詞をまちがえたって動じない。もちろんみんなも、それを責めたりしない。なぜなら彼はスター(いやこの場合スタアと言った方が雰囲気か)だからだ。みんな、彼の一挙一動を気にしているし、彼の表情がどう変わったかという小さなことにすら話題が集まる。言うなれば「存在すること」そのものが仕事。アストン・マーティンは自動車界の数少ないスタアのひとりである。

とまあ、そういうわけでアストンはスタアだからして、人前で私生活など明かさないし、こちらとしてもバラエティ番組に出て本音を吐露してもらいたいなんて願ったりしない。だから「後席が狭そうですが、どういう用途を想定しているのですか」とか、「リーマンショックで開発や販売を見直しましたか」なんて質問は、ちょっと恐れ多くてできないのである。

まだクルマもまばらな早朝の都内で「ラピード」の鍵を受け取った筆者は、久しぶりにスタアなクルマが発する毒気に当てられ、尻込みしてしまった。この英国車の“不条理主義”たるや、その道の手だれであるベントレーやロールス、いや場合によってはブガッティすら超えている。アストンの顔をしているのに長さが5m超もあるボディ、しかも後席はかなり上等なレザーが張られ、リアエアコンまで備えているのに“オマケ”ときている。カッコいいとかスゴいなどといった陳腐な言葉では、ちょっとカバーしきれない。

インパネの中央にキーを突き刺して押すという、アストンおなじみのフェチな作法でエンジンを掛ける。すると477psを発生する6リッターV12エンジンはウワン! とひとほえし、ビルの壁に豪快にはね返った。


アストン・マーティン ラピード(FR/6AT)【試乗記】の画像
ラピード専用デザインのフロントシート。シートヒーターは標準装備。
ラピード専用デザインのフロントシート。シートヒーターは標準装備。
【テスト車のオプション装備】
ブレーキキャリパー<シルバー>=5万400円/フェイシアトリム=8万4000円/ハイスペックセキュリティーアラーム=3万3600円/スモーカーズパック=2万5200円/リアシートエンターテインメントシステム=29万円/全席シートクーラー=17万9550円/Rapideロゴ刺繍=5万400円
【テスト車のオプション装備】
ブレーキキャリパー<シルバー>=5万400円/フェイシアトリム=8万4000円/ハイスペックセキュリティーアラーム=3万3600円/スモーカーズパック=2万5200円/リアシートエンターテインメントシステム=29万円/全席シートクーラー=17万9550円/Rapideロゴ刺繍=5万400円

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ラピードの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • アストン・マーティン ラピードS(FR/6AT)【試乗記】 2013.8.30 試乗記 スポーツカー界のサラブレッドたるアストン・マーティンのニューモデル「ラピードS」。558psの4ドアスポーツカーが放つ魅力を堪能した。
  • メルセデスAMG E63 S 4MATIC+(4WD/9AT)【海外試乗記】 2017.1.7 試乗記 新型「メルセデス・ベンツEクラス」のラインナップに加わった最強モデル「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+」に試乗。Eクラス史上最強の612psを誇るスーパーサルーンの走りをポルトガルの公道とサーキットでチェックした。
  • アストンマーティンDB11(FR/8AT)【海外試乗記】 2016.8.6 試乗記 2016年3月のジュネーブショーで世界初公開された、アストンマーティンの新しい基幹モデル「DB11」。完全新設計のアルミプラットフォームに独自開発の5.2リッターV12ツインターボエンジンを搭載した、新世代のグランドツアラーの出来栄えを確かめた。
  • ベントレー・フライングスパーV8 S(4WD/8AT)【試乗記】 2017.1.16 試乗記 「ベントレー・フライングスパーV8」の高性能仕様「V8 S」に試乗。21psと20Nmのエクストラを得た「S」モデルで印象的だったのはバランスの良さ。端正さとスポーティーさがジェントルに釣り合った、きめ細かなドライバーズカーだった。
  • ポルシェ、新型「パナメーラ/パナメーラ4」の一部仕様を変更 2016.12.22 自動車ニュース ポルシェ ジャパンは、新型「パナメーラ」「パナメーラ4」の一部仕様を変更すると発表した。エアサスペンションが標準装備となり、それに伴い価格も変更された。新価格は、パナメーラが1132万8000円で、パナメーラ4が1182万8000円。
ホームへ戻る