【スペック】ヴォクシーZS G's バージョン・エッジ:全長×全幅×全高=4640×1720×1820mm/ホイールベース=2825mm/車重=1620kg/駆動方式=FF/2リッター直4 DOHC16バルブ(158ps/6200rpm、20.0kgm/4400rpm)/価格=315万円(テスト車=367万1850円/215/45R18タイヤ(ブリヂストンPOTENZA RE050)&7J G's専用アルミホイール(赤ライン仕様)=2万8350円/S-VSC&ヒルスタートアシストコントロール&SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ=13万6500円/G's専用ボディストライプ=2万4150円/デュアルパワースライドドア=5万2500円/パワーバックドア=5万7750円/カジュアルHDDナビ(G-BOOK mXモデル)=20万7900円/ETCユニット=1万4700円)

トヨタ・ヴォクシーZS G's バージョン・エッジ/ノアSi G's【試乗記】

ボディ固めで味濃いめ 2010.08.10 試乗記 トヨタ・ヴォクシーZS G's バージョン・エッジ(FF/CVT)/ノアSi G's(FF/CVT)
……367万1850円/356万1000円

トヨタが、“操る楽しさ”にこだわって企画・開発したカスタマイズモデル「G SPORTS」(通称G's)。その第一弾となる「ヴォクシー G's」と「ノア G's」に試乗した。メーカー純正チューンドカーの実力はいかに!?

ミニバンを素材としたワケ

“G SPORTS”の第一弾が「ヴォクシー」&「ノア」と聞いて「なんだかなあ」とは思ったが、乗ってみると、クルマ好きにうれしい仕上がりになっている。やるじゃないか、トヨタ。2010年4月にマイナーチェンジを施され、前後の外観が少し変わったほかシートアレンジも新しくなった人気ミニバンシリーズのヴォクシーとノア。そして、それをベースとして「走りの味付け」を深く追求する「G SPORTS」仕様が、2010年6月30日に発売された「ヴォクシー G SPORTS」と「ノア G SPORTS」(略称G's)だ。

最初にその背景と内容を紹介しておこう。そもそもの発端は豊田章男氏。異例の若さで社長に就任する前から、「どうもトヨタ車は『退屈だ』と思われているらしい」から、「わくわく運転できるクルマを作ろうよ」が口癖だった。そんな盛り上げ策の一環となったのが、これも自らが提唱したウェブサイトの『GAZOO.com』。それも楽しいバーチャルワールドを描くだけでは足りず、「GAZOO Racing」を結成し、自らレースに出走したり、6段MTと強化サスペンションを持つ「iQ」の特別限定車「iQ GRMN」を発売したり、とても積極的な提案が目立つ。

もちろん「G SPORTS」もその延長線上に位置するプロジェクトで、今あるクルマを素材とし、その良さを生かしながら、メーカー自身でなければできない本格的なチューニングを施したもの。いずれ他車種も俎上(そじょう)に載せられるのだろうが、「まずは最も身近で親しまれているカテゴリーから」ということで、ヴォクシーとノアが選ばれた。

これを愛用するお父さんたちはまだ若く、この間まで「MR-S」や「セリカ」で運転の楽しさを満喫していたのに、家族サービスなどの事情からミニバンに乗り換えなければならなくなり、最近ちょっとガッカリ気味だったりするからだ。そこで、ミニバンでも運転を楽しんでもらおうというのが、このクルマの狙いというわけだ。

「G's」モデルの開発で作り手がこだわったのは、「操る楽しさ」。ドライバーの意思にクルマの動きがピタリと合うようなフィーリングが目指されている。メニューは足まわりチューンやボディ補強が中心で、エンジンには手が加えられていない。
「G's」モデルの開発で作り手がこだわったのは、「操る楽しさ」。ドライバーの意思にクルマの動きがピタリと合うようなフィーリングが目指されている。メニューは足まわりチューンやボディ補強が中心で、エンジンには手が加えられていない。
内装は、専用シート表皮やピアノブラック加飾パネルの採用により、スポーティな雰囲気が演出されている。
内装は、専用シート表皮やピアノブラック加飾パネルの採用により、スポーティな雰囲気が演出されている。
「G's」専用エアロパーツや車高が30mm下がるローダウンスプリングが標準装備される。ボディ下部のボディストライプはオプション扱い。
「G's」専用エアロパーツや車高が30mm下がるローダウンスプリングが標準装備される。ボディ下部のボディストライプはオプション扱い。

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