【スペック】全長×全幅×全高=4070×1720×1465mm/ホイールベース=2510mm/車重=1250kg/駆動方式=FF/1.4リッター直列4気筒マルチエア16バルブ+ターボ・インタークーラー付き(170ps/5500rpm、25.5kgm/2500rpm)/価格=328.0万円(テスト車=同じ)

アルファ・ロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ(FF/6MT)【試乗記】

エンジンもいい 2010.08.03 試乗記 アルファ・ロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ(FF/6MT)
……328.0万円

“ベビー・アルファ”「ミト」に、新型エンジンを搭載する最上級グレードが登場。クローバーのエンブレムに込められた、その実力のほどは?

四つ葉のクローバーは幸運のシンボル

7月よりラインナップに加わったアルファ・ロメオ ミトの高性能版「アルファ・ロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ」の試乗前日。「そういえばあの四つ葉のクローバー(Quadrifoglio Verde=クアドリフォリオ・ヴェルデ)を最初につけたアルファのドライバーはだれだっけ?」と思って、『CAR GRAPHIC選集 ALFA ROMEO』(二玄社・刊)を本棚から引っ張り出す。ページをめくりながら、こんな一節に目が止まった。
「その後も1934年から39年までの間に造られた『6C 2300』が1606台で、年平均にすると300台そこそこにすぎない」

これは自動車史の権威である高島鎮雄さんがお書きになった記事で、戦前のアルファ・ロメオが高性能車をごく少量だけ生産していたことがわかる。高島さんは、さらに筆を進める。
「事実1934年に『6C 2300』を発表して以来、1970年にSOHCの『アルファスッド』を出すまで、アルファ・ロメオにはDOHC以外のエンジンをもった乗用車は1台もなかった」

いかんいかん、夜更けについ読みふけってしまった……。山道を飛ばしたり女性を隣に乗せたり家族でキャンプに出かけたり、クルマにはいろんな楽しみ方があるけれど、本年6月に創立100周年を迎えたアルファ・ロメオには歴史を振り返る楽しみもあるのだ。
そうそう、四つ葉のクローバーを最初につけたドライバーはウーゴ・シボッチでした。1923年のタルガ・フローリオ(1906年から1977年までシチリア島で開催された公道レース)で優勝したシボッチさんは、「幸運を呼ぶシンボル」として6気筒エンジン搭載のRLに四つ葉のクローバーのペイントを施していたのだ。以来、四つ葉のクローバーは、アルファ・ロメオのレーシングモデルや高性能バージョンのシンボルマークとなっている。

Frau製のレザーシートとBOSEサウンドシステムが標準で備わるぜいたくなインテリア。メーターパネル内に備わるギア・シフト・インジケーターが、最適なシフトタイミングをドライバーに知らせる。
Frau製のレザーシートとBOSEサウンドシステムが標準で備わるぜいたくなインテリア。メーターパネル内に備わるギア・シフト・インジケーターが、最適なシフトタイミングをドライバーに知らせる。
左右フロントフェンダーに備わる「四つ葉のクローバー」が、この「ミト」の高性能を暗示する。
左右フロントフェンダーに備わる「四つ葉のクローバー」が、この「ミト」の高性能を暗示する。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ミトの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • アルファ・ロメオ・ミト コンペティツィオーネ(FF/6AT)【試乗記】 2016.9.6 試乗記 アルファ・ロメオのスポーティーコンパクト、「ミト」にあらためて試乗した。デビューから8年を経て、熟成はどこまで進んだのか。箱根のワインディングロードを目指した。
  • アルファ・ロメオ・ジュリエッタ 2016.2.25 画像・写真 伊FCAは2016年2月24日、マイナーチェンジを施した新しい「アルファ・ロメオ・ジュリエッタ」を、ヨーロッパの5都市(ミラノ、トリノ、パリ、マドリード、フランクフルト)で同時に発表した。生まれ変わったジュリエッタを写真で紹介する。
  • アルファ・ロメオ、各モデルに新ブランドロゴを採用 2017.2.8 自動車ニュース FCAがアルファ・ロメオの全ラインナップにマイナーチェンジを実施し、同日2月18日に販売を開始する。今回の改良では新しいブランドロゴを採用したほか、内外装のデザイン変更や、装備設定およびグレード体系の見直しも行っている。
  • アルファ・ロメオ ジュリエッタ スポルティーバ(FF/6AT)【試乗記】 2013.6.30 試乗記 スポーティーな装いが自慢の、「アルファ・ロメオ ジュリエッタ」の新グレード「スポルティーバ」に試乗。ワインディングロードで、その走りっぷりを確かめた。
  • 「フェラーリGTC4ルッソT」発表会の会場から 2017.3.16 画像・写真 フェラーリがフロントエンジンの4シーターモデル「GTC4ルッソT」を日本で初公開。0-100km/h加速が3.5秒、最高速が320km/h以上という動力性能と、4シーターならではの実両性を併せ持つニューモデルのディテールを、写真で紹介する。
ホームへ戻る