【スペック】全長×全幅×全高=5210×1900×1485mm/ホイールベース=3210mm/車重=2270kg/駆動方式=FR/4.4リッター V8DOHC32バルブターボ(449ps/5500rpm、66.3kgm/2000-4500rpm)、モーター(20ps、16.3kgm)/価格=1420万円(テスト車=1526万7000円/レザーインテリア(エクスクルーシブナッパレザー)=55万7000円/リアエンターテインメントシステム=51万円)

BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)【試乗記】

目下最強のハイブリッド 2010.07.28 試乗記 BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)
……1526万7000円

BMWがハイブリッドの高級セダンを作ると、どんなクルマができあがる? 都会の道で、その実力を試してみた。

プリウスではなくインサイトの仲間

たとえばグリルをちょこっと変えるとか、ヘッドランプをLEDにして未来的な目つき(?)にするとか、せっかくのハイブリッドなんだから、さりげなく特別感をアピールしたっていいと思うのだが、この「アクティブハイブリッド7」はあっさりとしたものである。車名のバッジが通常より多め(トランクリッドのほかにCピラーにもある)に貼られているぐらいで、特にこれといった“光りモノ”ものは見つからない。実は「ブルーウォーター」というボディカラーと、タービンを思わせるデザインの19インチホイールはハイブリッド専用なのだが、派手派手しいところがなく、オトナっぽくキメているので、専用と気付かない人も多いかもしれない。

エフィシェント・ダイナミクスをうたうビーエムだけあって、中身もエフィシエントだ。このクルマに搭載されているハイブリッドシステムは、BMW独自のものではなく、メルセデスと共同開発したもの。つまり「Sクラス ハイブリッド」と基本は同じなのだ。2台はモーターの出力(15kW=20ps)やリチウムイオンバッテリーのセル数(35セル)が同じなら、周辺のパーツを含めたシステム全体の重量も同じ。どちらも75kgでピタリと合っている。BMWとメルセデスといえば自他ともに認めるライバル同士だが、共通の敵(つまりレクサスだ)に立ち向かうときはしっかりスクラムを組み、最大の効果を狙うというわけである。

ハイブリッドシステムの主役であるモーターは、エンジンとトランスミッションの間に配置されている。主役はあくまでエンジンで、モーターはそれの補助に徹するパラレル式と呼ばれる構成をとるので、シリーズパラレル式の「トヨタ・プリウス」のようにモーターだけで走行することはできない。いわゆるマイルドハイブリッド車であり、「ホンダ・インサイト」の仲間といえる。

 
BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)【短評】
車内の様子。車外からでも操作できるエアコンなど、快適性には自信をみせる。なお、前席背面に見える大型のモニターは、オプションの「リアエンターテインメントシステム(51万円)」。
BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)【短評】
停車時は、アイドリングストップ機能が働く。エンジンは、ブレーキペダルから足を離せば再始動。
BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)【短評】

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