ホンダ、EVとPHVを2012年に発売

2010.07.20 自動車ニュース
スライドを前に経営の見通しを説明する、本田技研工業の伊東孝紳社長。
ホンダ、EVとPHVを2012年に発売

ホンダ、プラグインハイブリッド車とEVを2012年に発売

本田技研工業は2010年7月20日、埼玉県和光市で記者会見を開き、プラグインハイブリッド車と電気自動車を2012年に日米で発売すると発表した。

会見にのぞむ、(写真左から)近藤広一副社長と伊東孝紳社長。ここ数日、軽自動車と高級セダンの生産中止が報道されたことを受けて「どちらもわが社には必要な製品。これからますます力を入れます」と力説する場面も。
ホンダ、EVとPHVを2012年に発売

■2012年がポイント

福井威夫氏から伊東孝紳氏へと、トップが代わって約1年。ホンダの伊東孝紳社長が、同社の“これから”について説明を行った。

もっとも注目されるエコカーの展開については、目下、プラグインハイブリッド車と電気自動車(EV)を開発中。ともに2012年に日米で発売することが明言された。
プラグインハイブリッド車のサイズは、中型以上である点がミソ。いっぽうのEVは500〜600km航続できるようなものは想定されておらず、比較的コンパクトな、コミューター型のクルマになる見込みだという。

より早いメニューとしては、「フィット」のハイブリッドモデル「フィットハイブリッド」を2010年秋に市場投入。さらに、GSユアサとの合弁会社「ブルーエナジー」はリチウムイオンバッテリーを開発中で、その初搭載モデルとなる次期型「シビックハイブリッド」もスタンバイ中とのことである。

また、「FCXクラリティ」に代表される燃料電池車の開発も継続すること、ガソリンエンジンについては2012年から順次、エンジンとトランスミッションのラインナップを刷新していくこと、ディーゼルエンジンは、いま扱われている2.2リッターのほかにさらに小さな排気量のパワーユニットを開発している(2012年に欧州市場に投入する)ことにも言及。
エコカーのみならず、全方位的な“攻めの姿勢”が強調された。

建設がストップしていた埼玉県寄居工場の稼動準備も再開され、2013年には、旧来の工場より30%少ないエネルギー使用量で生産できる最新鋭の次世代工場としてオープンするとのこと。
「日本の生産現場の空洞化は何としても避けたい」としながらも、新興国では現地調達・現地生産・現地供給をモットーに、その販売を強化していくという。

(webCG 関)

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