【スペック】全長×全幅×全高=4415×1795×1465mm/ホイールベース=2625mm/車重=1470kg/駆動方式=4WD/2リッター水平対向4 DOHC16バルブターボ・インタークーラー付き(320ps/6400rpm、44.0kgm/4000rpm)/価格=473万5500円(テスト車=497万7000円/RECARO製バケットタイプフロントシート=21万円/特別塗装色ライトニングレッド=3万1500円)

スバル・インプレッサR205(4WD/6MT)【試乗記】

R40! 2010.07.15 試乗記 スバル・インプレッサR205(4WD/6MT)
……497万7000円

400台限定で発売された「スバル・インプレッサR205」。特別な名前に込められた、パフォーマンスの内容をリポートする。

スタートするなり肩すかし

STI(スバルテクニカインターナショナル)が400台の限定で特別に仕立てた「インプレッサ」ということで、「ヨシ!」と気合いを入れる。でっかいルーフスポイラーが、ただ者ではない雰囲気を醸している。イメージするのは、本2010年5月のニュルブルクリンク24時間レースでクラス4位に入賞した、「インプレッサWRX STI」だ。「R205」専用のアルミ製サイドシルプレートをまたいで乗り込み、オプションのレカロに収まってもう一度、心の中で「ヨシ!」とかけ声をかける。

重いは重いけれど作動自体は滑らかなクラッチを踏んで、320psにパワーアップした2リッター水平対向4気筒ターボを始動。ちなみに、ノーマルの「インプレッサWRX STI」は308ps。6MTを1速に入れ、割と奥のほうでつながるタイプのクラッチをミートする。「あれれ!?」。スタートして数十メートルで肩すかしを食らう。バッキンバッキンの武闘派を想像していたのに、乗り心地に荒っぽさが一切ないのだ。サスペンションがきれいにストロークするから、路面の不整とケンカにならない。むしろ、凸凹に合わせてダンスをする感覚だ。

エンジンだって扱いやすい。パワーが上がっているからといって、高回転域しか使えないピーキーな性格にはなっていない。2000rpmちょいも回せば、有効なトルクが湧いてくる。エンジンスペックでは最大トルクを4000rpmで発生することになっているけれど、トルク曲線を見ると2500rpm付近から最大トルクの80〜90%を発生していることがわかる。納得。ここまでの印象は高性能車というよりも、いいクルマというものだ。実際、「R205」の“R”は「RACE」や「RALLY」ではなく「ROAD」を意味するのだという。

合成皮革とファブリックからなるノーマルシートは、21万円の上乗せで写真のレカロ製スポーツシート(アルカンターラ×本革)に変更できる。
合成皮革とファブリックからなるノーマルシートは、21万円の上乗せで写真のレカロ製スポーツシート(アルカンターラ×本革)に変更できる。
「R205」は、エクステリアでノーマルと識別できる。LEDハイマウントストップランプを内蔵したルーフスポイラーやリアのアンダースポイラーは専用品だ。
「R205」は、エクステリアでノーマルと識別できる。LEDハイマウントストップランプを内蔵したルーフスポイラーやリアのアンダースポイラーは専用品だ。
ECUには専用チューニングが施されたほか、ターボには専用のボールベアリングがおごられる。インタークーラーウォータースプレーも備え、そのタンクは荷室のフロア下に配置。吸排気系もSTIがこのモデルのために開発したもの。
ECUには専用チューニングが施されたほか、ターボには専用のボールベアリングがおごられる。インタークーラーウォータースプレーも備え、そのタンクは荷室のフロア下に配置。吸排気系もSTIがこのモデルのために開発したもの。

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