【スペック】全長×全幅×全高=4885×1915×1380mm/ホイールベース=2940mm/車重=2070kg/駆動方式=FR/4.7リッターV8DOHC32バルブ(440ps/7000rpm、50.0kgm/4750rpm)/価格=1850万円(テスト車=1957万3000円/ダッシュボードカラー=11万5000円/ソフトトップカラー=14万7000円/カーペットパイピング=1万1000円/ステアリング&シフトレバー&シフトブーツカラー=3万1000円/ムーンウッドインテリアパネル=31万5000円/メタリックペイント=15万2000円/AUX-INコネクター=8000円/BOSEサラウンドシステム=23万1000円/自動防眩(ぼうげん)ミラー=6万3000円)

マセラティ・グランカブリオ(FR/6AT)【試乗記】

流して楽しめるスポーツカー 2010.07.09 試乗記 マセラティ・グランカブリオ(FR/6AT)
……1957万3000円

ピニンファリーナの手になる「マセラティ・グランカブリオ」が日本上陸。イタリアン4シーターオープンはどんな味付けなのか?

魅惑のオープンスポーツ

オープンカーには「見られる快感」があるというが、少なくとも私にはあてはまらない。プライベートでも所有したことがあるし、仕事で乗る機会も少なくないけれど、快感どころか、気恥ずかしいくらいだ。「マセラティ・グランカブリオ」のように、ひときわ目立つモデルならなおさらのこと。けれども、グランカブリオを駆ってのオープンエアモータリングは、気恥ずかしさを忘れさせるほどの楽しさに満ちあふれていた。

近頃は、「BMW Z4」や「フェラーリ・カリフォルニア」などメタルトップのカブリオレでも、お世辞抜きにカッコいいといえるモデルが登場している。私には、ソフトトップを携えるグランカブリオの破綻(はたん)のないプロポーションが、その何倍も魅力的に見える。
押しの強いフロントマスクと低く流れるようなフォルムが絶妙のバランスをつくりあげている「グラントゥーリズモ」。これがベースのグランカブリオには、クーペとはまた違う優雅さが漂っている。インテリアも実に印象的だ。明るいベージュのレザーシートは、座るのをためらうほど奇麗だった。ダッシュボードはワインレッドとベージュのツートーンで、その境界に置かれた白のウッドパネルが、ぜいたくなインテリアをより上質なものにしている。

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