【スペック】全長×全幅×全高=5210×1900×1485mm/ホイールベース=3210mm/車重=2270kg/駆動方式=FR/4.4リッターV8DOHC32バルブターボ(449ps/5500rpm、66.3kgm/2000-4500rpm)、モーター(20ps、16.3kgm)/国内販売価格=1420.0万円(テスト車=同じ)

BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)【試乗記】

怪力ハイブリッドリムジン 2010.07.07 試乗記 BMWアクティブハイブリッド7 L(FR/8AT)

2010年7月に、いよいよデリバリー開始となるBMWのハイブリッド高級車「アクティブハイブリッド7 L」。BMWは、モーター付き原動機をどうチューンしたのか? 日本の路上で走らせた第一印象をお届けする。

ライバルと手を結び

「アクティブハイブリッド7」。「7シリーズ」に登場したハイブリッド・モデルである。「メルセデス・ベンツSクラス」に続いて、BMWもガソリンハイブリッド戦線に参戦! と書けばキナくさいが、実はこの2台、モーターや駆動用バッテリーなどのハイブリッドコンポーネントを共同開発している。「Sクラス」と「7シリーズ」といったら、言うまでもないガチンコライバルだが、ガソリンハイブリッド好きの日米市場で戦うという共通利益の下で手を結んだ呉越同舟(ごえつどうしゅう)のグリーン フルサイズセダンといえる。

15kW(=20ps)の電動モーターをエンジンと変速機との間にインストールしたハイブリッドシステムの基本は同じだが、アクティブハイブリッド7の性格というか、目指すところは、Sクラスとはおもしろいほど違う。Sクラスがアトキンソンサイクル化した3.5リッターV6を使うのに対して、こちらは「750i」用の4.4リッターV8ツインターボをベースにし、しかもその直噴ユニットを407psから449psにパワーアップしている。

モーターと合わせると、なんと70kgmを超す特大トルクを受け止めるために、変速機も「760i」(V12)用の8段ATにバージョンアップした。それらの結果、動力性能の伸びシロは明確で、0-100km/h加速は750i(5.2秒)をしのぐ4.9秒。「M3」並みだ。間違いなく世界最速のハイブリッドである。"アクティブ"という形容詞にとくに大きな意味はないが、強いて言うなら、「750i」よりさらにアクティブに走れるハイブリッド7ということだろう。

エンジンとモーターを併せたシステムトータルの最高出力は465psで、最大トルクは71.4kgm。10・15モード燃費は、9.3km/リッター。
エンジンとモーターを併せたシステムトータルの最高出力は465psで、最大トルクは71.4kgm。10・15モード燃費は、9.3km/リッター。
搭載するハイブリッドシステムは、モーターがエンジンをアシストする。モーターのみでの駆動はできない。
搭載するハイブリッドシステムは、モーターがエンジンをアシストする。モーターのみでの駆動はできない。

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