メルセデス、CLに新世代V8ユニット搭載

2010.07.06 自動車ニュース

メルセデス・ベンツ、「CL」に新設計直噴V8ユニットを搭載

独ダイムラーは、「メルセデス・ベンツCLクラス」に改良を施し、2010年7月2日に発表した。

メルセデス・ベンツの最上級クーペモデル「CLクラス」が、このたび本国で大幅な改良を受け、発表された。「Sクラス」と並び、メルセデス・ベンツ ブランドの最上級に位置づけられる「CLクラス」は、ステータスシンボルであると同時に、先端技術のショーケースの役割も担う。今回このラクシャリークーペに、メルセデスの誇る環境技術「ブルーエフィシェンシー」が採用された。

「ブルーエフィシェンシー」は、特定の技術を指すものではなく、パワートレインや周辺技術の高効率化、空力性能の向上やタイヤの転がり抵抗の低減など、燃費向上につながるさまざまなパーツを最適化し、CO2排出量の低減を図るパッケージである。今回これが「CLクラス」に採用されたことは、このクラスに求められる「高級」と「省燃費」の折り合いが付いたことを意味すると同時に、メルセデス・ベンツのダウンサイズコンセプトが、直4、V6に続き、V8でも具現したことの証ともなる。

「CL500ブルーエフィシェンシー」は、従来の「CL500」(日本では「CL550」)と比べ、排気量が5.5リッターから4.7リッターへとダウンしており、これにターボを組み合わせることで、トルクを増強。さらにスプレーガイデッド直噴システム「BlueDIRECTテクノロジー」、ピエゾ式インジェクター、アイドリングストップ機構の「ECO スタート/ストップ」などの採用により、燃費向上とCO2削減を図っている。

「CL500ブルーエフィシェンシー」のスペックは、最高出力435hp、最大トルク71.4kgm。従来モデルと比較すると、パワーが47hp、トルクは17.4kgm向上しているにもかかわらず、燃費は約23%アップとなる10.5km/リッターを達成。1km走行あたりのCO2排出量は288gから224gへと減少させた。

なお、V12ツインターボ搭載の「CL600」も、トップグレードとして健在。最高出力は517hpを発生し、0-100km/h加速を4.6秒でこなす。排ガス性能は、欧州の最新の排ガス基準「ユーロ5」をパスするレベルとなっている。

(webCG 曽宮)

【関連リンク】
メルセデスの最新エンジン技術を解説 (10.06.15):
http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000022955.html


メルセデス、CLに新世代V8ユニット搭載の画像 拡大
今回の改良では同時にフェイスリフトが行われ、フロントグリル、ヘッドライト、バンパー、ボンネットフードなどが新しくなった。
今回の改良では同時にフェイスリフトが行われ、フロントグリル、ヘッドライト、バンパー、ボンネットフードなどが新しくなった。 拡大
装備は、対向車の存在を自動認識しヘッドライトのハイ・ローを自動で切り替える「アダプティブ ハイビーム アシスト」や、車線逸脱を未然に防ぐ「アクティブ レーン キーピング アシスト」などが採用された。
装備は、対向車の存在を自動認識しヘッドライトのハイ・ローを自動で切り替える「アダプティブ ハイビーム アシスト」や、車線逸脱を未然に防ぐ「アクティブ レーン キーピング アシスト」などが採用された。 拡大
リアコンビランプの意匠も変更された。
リアコンビランプの意匠も変更された。 拡大

関連キーワード:
CLクラスメルセデス・ベンツ自動車ニュース

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 2018.3.8 画像・写真 独ダイムラーが、ジュネーブショーで「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」を発表。メルセデスAMG独自の4ドアクーペで435hpの直6ターボから639 hpのV8ターボまで、3種類のエンジンがラインナップされている。詳細な姿を写真で紹介する。
  • 【ジュネーブショー2018】メルセデスが「AMG GT 4ドアクーペ」を世界初公開 2018.3.8 自動車ニュース メルセデスAMGがジュネーブショーで「AMG GT 4ドアクーペ」を発表。2ドアクーペの「AMG GT」と同じく、メルセデス・ベンツのラインナップにはないメルセデスAMGの独自モデルであり、直6、V8合わせ3種類のグレードが用意されている。
  • ニューヨークショー2018(メルセデス・ベンツ) 2018.4.12 画像・写真 メルセデス・ベンツはニューヨークショー2018の会場にて、改良された新型「Cクラスカブリオレ」を発表。同時に「Sクラスクーペ」やメルセデスAMGの「C63」「G63」そして「GT」の4ドアクーペなどを展示した。各車両を写真で紹介する。
  • ベントレー・ベンテイガV8(4WD/8AT)【試乗記】 2018.6.1 試乗記 ベントレー初のSUV「ベンテイガ」のラインナップに加わった4リッターV8モデルが日本に上陸。W12とのパワー差は58ps。その走りには、どんな違いがあるのか? 2台を比較し、「V8」を選ぶ理由について考えた。
  • アウディA6 55 TFSIクワトロ(4WD/7AT)/A6 50 TDIクワトロ(4WD/8AT)【海外試乗記】 2018.5.18 試乗記 フルモデルチェンジを受けて5代目となった「アウディA6」にポルトガルで試乗。新パワーユニットと作りこんだ骨格を得たアウディの基幹モデルは、滑らかで上質な走りと圧倒的な静粛性を手に入れていた。“上級移行”の真相に迫る。
ホームへ戻る