横浜ゴムの新エコタイヤに先行試乗!

2010.06.29 自動車ニュース

ヨコハマの新環境タイヤ「BluEarth AE-01」に試乗!

横浜ゴムの新環境タイヤ「BluEarth AE-01」に先行試乗!

2010年7月1日に発売される、横浜ゴムの新環境対応タイヤ「BluEarth AE-01」に先行試乗。手頃な価格帯の低燃費タイヤであるが、乗り心地やグリップ性能などはどうなのだろうか?

省燃費とグリップ力を両立するという「オレンジオイル」を採用するのは、「DNA Earth-1」同様。
省燃費とグリップ力を両立するという「オレンジオイル」を採用するのは、「DNA Earth-1」同様。
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■「Earth-1」とはどんな関係?

2010年7月に横浜ゴムが発売する新タイヤ「BluEarth(ブルーアース) AE-01」を試すチャンスに恵まれた。そのネーミングから、省燃費タイヤとして高い人気を誇る「DNA Earth-1(アースワン)」の後継モデルと思っていたが、それはどうやら見当違いのようで、Earth-1は上級モデルとしてまだまだ現役を続行。一方、新製品のBluEarth AE-01はEarth-1よりも低価格のベーシックモデルとして、より多くのユーザーにアピールするという位置づけなのだ。

具体的には、これまで横浜ゴムが販売してきたベーシックタイヤ「DNA ECOS ES300」の価格帯に収めながら、低燃費性能を高めるとともに、グリップやノイズ、乗り心地といった性能にも妥協しないというコンセプトである。

その実現には、「低発熱ポリマー」やEarth-1で好評の「オレンジオイル」などを用いた低燃費コンパウンドの採用をはじめ、専用のトレッドパターン、最新のシミュレーション技術によりデザインしたタイヤ形状などが貢献しているという。こうした技術により、BluEarth AE-01は低燃費タイヤのラベリング制度で、転がり抵抗性能「AA」、ウェットグリップ性能「c」を手に入れている。

試乗会で行われた転がり抵抗の比較テストでは、「DNA ECOS ES300」に比べ、3割以上もよい結果がでた。
試乗会で行われた転がり抵抗の比較テストでは、「DNA ECOS ES300」に比べ、3割以上もよい結果がでた。

横浜ゴムの新エコタイヤに先行試乗!の画像

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■低燃費タイヤが身近になる

試乗会では、BluEarth AE-01とDNA ECOS ES300を、「プリウス」「パッソ」「ヴィッツ」で乗り比べることができたのだが、結論を先に言えば、BluEarth AE-01の高い実力に驚くばかりだった。

試乗に先立ち、転がり抵抗を比較する実験が行われた。スロープから駆け下りたパッソが惰力でどれだけ走れるかを競うものだ。各2回の実験では、ECOS ES300が109.25mと111.0m。これに対して、BluEarth AE-01は147.7mと148.5mで、3割弱も距離が長い。これは、実際に乗り比べたときにも感覚の違いとなって現れた。直線でアクセルオフ、あるいはギアをニュートラルにしたときに、BluEarth AE-01では抵抗感が弱く、スピードの落ちが明らかに少ない。また、気のせいかもしれないが、BluEarth AE-01は走り出しの最初のひと転がりが軽いのだ。これほどはっきりと、転がり抵抗の低さが実感できるとは思ってもみなかった。

そうなると、心配になるのがグリップ性能だが、ドライグリップについては両者の差はほとんど認められず、一方、ウェットグリップではむしろBluEarth AE-01のほうが高く、コーナリング時の安定感はワンランク上の印象である。

そのうえ、BluEarth AE-01はECOS ES300よりも格段に快適なのだ。乗り心地では、アスファルトの荒れを上手に遮断するとともに、目地段差を越えたときのショックを軽くいなしてくれる。ロードノイズも軽減されており、こうなるとBluEarth AE-01を選ばない理由はどこにもない。

手頃な価格で低燃費性能と快適性が手に入る、横浜ゴムのBluEarth AE-01。低燃費タイヤが、さらに身近な選択肢となるのは確実だろう。

(文=生方聡/写真=荒川正幸)

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