【スペック】全長×全幅×全高=4370×1850×1230mm/ホイールベース=2575mm/車重=1390kg/駆動方式=MR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(280ps/6400rpm、35.7kgm/4700rpm)/価格=892万5000円(テスト車=1136万8000円)

ロータス・エヴォーラ(MR/6MT)【試乗記】

新世代のモンスター 2010.06.07 試乗記 ロータス・エヴォーラ(MR/6MT)
……1136万8000円


ロータスのミドシップスポーツカー「エヴォーラ」のスポーツレシオ6段MT搭載モデルに試乗。ノーマルモデルとの違いとは。

心乱れて

日経デジタルコンテンツ社の美人すぎる編集記者からメールが届いた。
「いつもお世話になっております。『webCG』で乗っていただくエヴーラ(原文ママ)ですが、エアコンが不調のようです。走行には問題ないのですが、エアコンは使用しないでくださいとのことです。
で、私がお迎えにあがる予定でしたが、乗ってみたら、クラッチが遠くて運転が……。申し訳ないのですが、待ち合わせ時間に編集部に来てもらうことは可能でしょうか」
もちろん可能です。

「ロータス・エヴォーラ」は、VVA(Versatile Vehicle Architecture)と呼ばれる独自のアルミシャシーにトヨタ由来の3.5リッターV6を搭載し、FRPボディをかぶせたモデルである。エンジン横置きのミドシップスポーツにして、運転席・助手席の後ろに「+2」のリアシートを設けた同社の意欲作だ。日本での受注開始は、昨2009年6月から。

今回試乗するのは、以前から告知されていたクロースしたギアを組み込んだスポーツレシオバージョンである。
ロー(3.54)セカンド(1.91)はノーマル6MTと同じながら、3速(1.22→1.41)4速(0.86→1.09)5速(0.79→0.97)6速(0.64→0.86)と、上のギアに行くほど相対的にギア比が落とされる。リバース(3.83)とファイナルギア(1-4速:3.78/5-6速:3.24)は同じまま。
ただでさえ速いエヴォーラの加速がさらに鋭くなり……との期待で盛り上がる一方、調子の悪いスポーツカーに乗るほどストレスがたまることはないし、途中で問題が生じると面倒……と表向きは心配しつつ、しかし胸の奥底では「さすがはバックヤードビルダーの末裔(まつえい)」と細かい不具合をどこか楽しく感じている自分がいて、ロータスの新作というのは、まったく心乱されるものである。

 
ロータス・エヴォーラ(MR/6MT)【試乗記】の画像
テスト車は、オプション「プレミアムパック」をセレクト。アームレストやドアポケットなど、内装の多くが本革張りとなり、その色も4種類から選べるようになる。写真は、パプリカ(赤)のインテリア。
テスト車は、オプション「プレミアムパック」をセレクト。アームレストやドアポケットなど、内装の多くが本革張りとなり、その色も4種類から選べるようになる。写真は、パプリカ(赤)のインテリア。
ハイパフォーマンスはもとより、豊富なオプションも自慢のエヴォーラ。ボディカラーは、写真の白系だけで2色。全20色が用意される。
ハイパフォーマンスはもとより、豊富なオプションも自慢のエヴォーラ。ボディカラーは、写真の白系だけで2色。全20色が用意される。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

エヴォーラの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ロータス・エキシージ スポーツ350(MR/6MT)【試乗記】 2016.10.19 試乗記 大幅な軽量化により、動力性能をさらに突き詰めた「ロータス・エキシージ スポーツ350」。より速く、より荒々しくなったその走りを堪能し、名だたるスーパーカーでさえ持ち合わせていない、このクルマだけの“特権”に触れた。
  • フェラーリがV8ターボ、4人乗りの「GTC4ルッソT」を発表 2017.3.16 自動車ニュース フェラーリが「GTC4ルッソT」を日本初公開。2016年10月のパリモーターショーで世界初公開されたフロントエンジンの4座モデルで、最高出力610ps、最大トルク77.5kgmの3.9リッターV8ターボエンジンが搭載されている。
  • アストンマーティンDB11ローンチエディション(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.15 試乗記 アストンマーティン伝統の、「DB」の2文字を車名に冠したニューモデル「DB11」。端々に伝統を感じさせるデザインで、新開発の5.2リッターV12ツインターボエンジンと先進のエアロダイナミクスを包んだ新世代アストンの実力を試す。
  • シボレー・コルベット グランスポーツ クーペ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.10 試乗記 7代目となる「シボレー・コルベット」に、シャシー性能を追求した「グランスポーツ」が登場。往年のレーシングカーの名を冠した高性能グレードは、“フロントエンジン・リアドライブをきわめた”と評すべき走りをかなえていた。
  • BMW 318iスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.17 試乗記 BMWの「3シリーズ セダン」に、「1シリーズ」や「2シリーズ」と同じ1.5リッター直3ターボを搭載した廉価モデルが登場。そこに“駆けぬける歓び”はあるのか? 走りや乗り心地の印象に加えて、燃費のデータを報告する。
ホームへ戻る