【スペック】全長×全幅×全高=5399×1948×1550mm/ホイールベース=3295mm/車重=2360kg/駆動方式=FR/6.6リッターV12DOHC48バルブターボ(570ps/5250rpm、79.5kgm/1500rpm)/価格=2900.0万円(テスト車は北米仕様車)

ロールス・ロイス ゴースト(FR/8AT)【海外試乗記】

近くなった神の世界 2010.06.03 試乗記 ロールス・ロイス ゴースト(FR/8AT)
……2900.0万円

ドライバー志向の強いニューモデルとして誕生した「ロールス・ロイス ゴースト」。その走りと乗り心地を、米ロサンゼルス近郊で試した。

重責担うニューモデル

2003年にBMWの傘下に入って以来、スタンダードなサルーンを出発点に「エクステンデッド ホイールベース」、「ドロップヘッド クーペ」、「クーペ」とラインナップを拡大してきた現代のロールス・ロイス。ただし、これらはいずれも「ファントム」をベースにしたもので、いわば単一シリーズ内のバリエーション展開だった。
それに対して“ベイビー・ロールス”の名で開発計画が報じられてきた「ゴースト」は、エンジンもシャシーもファントムとは異なる、まったくのニューモデル。ちなみにロールスが完全な新型車をリリースするのは過去50年間でこれが4台目という。つまり、それくらい特別な重みを持ったニューモデルが、ここで紹介するゴーストなのである。

ベイビー・ロールスの名が示すとおり、ボディ・サイズはファントムよりひと回り小さいが、エクステリアから醸し出される雰囲気は、ロールスそのもの。ファントムとの比較でいえば、全体的に丸みを帯びたボディが柔らかい印象を与えるものの、たとえばボディパネルのパリッとした“面の仕立て”などは、まるでロンドンのサビルロウに店を構えるテーラーであつらえたスーツのごとき気品が漂う。
「ファントムとは異なり、ゴーストにはどんなシチュエーションにもマッチすることが求められました。そこでボールド(力強い)な存在感のファントムに対して、ゴーストはよりアンダーステイトメント(控えめ)なデザインとしています」 そう語ったのは、ゴーストのエクステリアデザインをとりまとめたミハエル・マルケフカである。


ロールス・ロイス ゴースト(FR/8AT)【海外試乗記】
高級レザーとウッドで組まれた運転席まわり。さらに、多くのクロームパーツと毛足の長いカーペットがドライバーを包みこむ。
ロールス・ロイス ゴースト(FR/8AT)【海外試乗記】
サイドから見ると、その長さが目を引く「ゴースト」だが、「ファントム」に比べれば436mmも短い。ちなみに幅は42mm狭く、高さは105mm低い。
ロールス・ロイス ゴースト(FR/8AT)【海外試乗記】

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