フェラーリ458イタリアが日本上陸

2010.05.31 自動車ニュース

「フェラーリ458イタリア」が日本上陸

フェラーリ・ジャパンは2010年5月29日、静岡県小山町の富士スピードウェイで開かれた「フェラーリ・フェスティバル・ジャパン2010」で、「フェラーリ458イタリア」を日本初公開した。

■570psで、2830万円

昨2009年のフランクフルトショーでデビューした「458イタリア」。車名の「458」とは排気量(4.5リッター)と気筒数(8)を表すが、1975年に登場した「308GTB」に始まるV8ミドシップ・フェラーリにこうした車名が用いられたのは、「348」以来16年ぶりである。

全長×全幅×全高=4527×1937×1213mmというサイズは先代「F430」とほぼ同じだが、ホイールベースは50mm延びて2650mmとなった。Cd値0.33というボディは、1960年代のレーシングスポーツを彷彿(ほうふつ)させるスタイリングのせいで、より低く、引き締まって見える。

完全に新規開発されたシャシーは、F430に比べねじり剛性が15%向上。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクというサスペンションも新たな設計で、専用開発されたタイヤとの組み合わせにより剛性が向上、ハンドリングが改善されるともに、さらにロールが少なくなったという。また、ショックアブソーバーには「マグネティックライド(磁性流体)」を導入。フェラーリではすでに「599」で採用しているが、反応速度を速め、乗り心地を向上させた第2世代に進化している。

90度V8の直噴4499ccエンジンは、ロードカーとしては世界初となるレブリミット9000rpmを誇り、最高出力570ps、最大トルク540Nm(55.0kgm)/6000rpmを発生。リッターあたり127psというハイチューンながら、いっぽうでは3250-9000rpmという広いレンジで最大トルクの80%を発生するというフレキシビリティを備え、全回転域での鋭いピックアップが実現した。
環境面に関しては、CO2排出量は1kmあたり307kg、燃費は100kmあたり13.3リッター(1リッターあたり7.5km/リッター)と発表されている。ユーロ5およびLEV2の排ガス規制をクリアしているのは、言うまでもない。

乾燥重量1380kgに対して570psだから、パワーウェイトレシオは2.42kg/psという驚異的な値となり、当然ながらパフォーマンスはいっそう向上している。「フェラーリ・カリフォルニア」より反応時間が短縮された7段デュアルクラッチ・ギアボックスを介してのデータは、最高速度325km/h、0-100km加速3.4秒未満という強烈なものだ。

また、F1からフィードバックされた電子制御ディファレンシャル「E-Diff」とトラクションコントロール「F1-Trac」が同一のECUで統合制御されるようになり、車両のダイナミクスおよび安定性のコントロールがさらに向上。限界時のグリップやロードホールディングを改善し、よりリニアなハンドリングを実現した。

車両価格は2830.0万円で、デリバリー開始は7月中旬の予定。ただしすでに2年分のバックオーダーを抱えているという。

(文と写真=田沼 哲)


フェラーリ458イタリアが日本上陸の画像 拡大

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引き締まったスタイリングのせいで、実際の寸法よりもコンパクトに見える「458イタリア」。前後重量配分は42:58だという。写真奥は、同時に日本デビューを飾った、「599GTO」。
引き締まったスタイリングのせいで、実際の寸法よりもコンパクトに見える「458イタリア」。前後重量配分は42:58だという。写真奥は、同時に日本デビューを飾った、「599GTO」。 拡大

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