【スペック】全長×全幅×全高=3956×1715×1455mm/ホイールベース=2455mm/車重=1190kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)/価格=269万円(テスト車=273万7250円/ルーフステッカー=4万7250円)

シトロエンDS3 スポーツシック(FF/6MT)【試乗速報】

艶やかコンパクト 2010.05.31 試乗記 シトロエンDS3 スポーツシック(FF/6MT)
……273万7250円

「C3」をベースに個性を強く打ち出したスペシャリティカー「DS3」。「DSライン」シリーズ第1弾となる3ドアコンパクトハッチに試乗した。

「DS」へのオマージュ

「シトロエンDS3」は、2009年11月に欧州でデビューしたコンパクトハッチ「C3」のいわば3ドア版。「DS」は、「Déesse(女神)」ならぬ「Different Spirit」を意味するという。「Surprise(驚き)」「Appeal(魅力)」「Vitality(活力)」が開発時のキーワードだったとか。もともとパーソナルな性格が強い3ドアモデルだが、シトロエンでは新たに「DSライン」と名付けてスペシャル感を強調、別の車種にもDSラインを展開していく予定だ。

DS3のボディサイズは、全長3965mm、全幅1715mm、全高1455mm。5ドアのC3よりわずかに長く(+10mm)、広く(+15mm)、スポーティさを強調するためか全高は75mmも低い。ホイールベースも10mm短縮され2455mmと、スペシャルモデルとしての性格付けは本格的だ。外寸だけで比較すると、マーケットで真っ向からぶつかる「MINI」(全長3700×全幅1685×全高1430mm)が、すっぽり入る大きさだ。

大きく口を開けたグリルの左右には、縦に並べられた6個のLEDライトが点灯する。実用上の必要性は感じられないが、プジョーとのコンポーネンツの共有化が進む昨今のシトロエンゆえ、できるだけ新奇なことに挑戦したほうがいい。このLEDライトは常時オンだが、車幅灯やヘッドランプが点灯すると消える。

C3が「ゼニスフロントウィンドウ」と呼ばれる、前席乗員の頭上を越えて広がるフロントガラスを採用した一方、DS3もウィンドウグラフィックに凝っていて、Bピラーは「シャークフィン」と呼ばれる形状が採られた。しかも上部3分の1はブラックアウトされているので、あたかもルーフが浮揚しているように見える。しかもDS3は、ルーフの色をボディカラーと違った色から選ぶことができる。ルーフを白く塗ってユニオンジャックを描いたMINIを連想する人がいるかもしれないが、新型シトロエンのそれは、もちろん「DS」へのオマージュである。

「DS3」の“ダブルシェブロン”は大きなフロントグリルの中にレイアウトされ、その上に「DSライン」専用のエンブレムが配される。左右のフロントLEDライトも個性をアピールする。
「DS3」の“ダブルシェブロン”は大きなフロントグリルの中にレイアウトされ、その上に「DSライン」専用のエンブレムが配される。左右のフロントLEDライトも個性をアピールする。
「シャークフィン」デザインと呼ばれるBピラーは、その名のとおりサメの背びれを思わせる。
「シャークフィン」デザインと呼ばれるBピラーは、その名のとおりサメの背びれを思わせる。
リアには「DS3」専用のエンブレム。
リアには「DS3」専用のエンブレム。

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