日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉

2010.05.12 自動車ニュース

日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉

2010年5月12日、日産自動車は2009年度(2009年4月〜2010年3月)の業績を発表した。

■過去最高の販売台数を目標に

日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOは、「2009年度はきわめて厳しい年となった」と語り始めた。
2009年度通期の連結売上高は7兆5173億円となり、対前年で10.9%減少した。しかしながら営業利益は3116億円の黒字を計上し、昨年度の1379億円の赤字から黒字転換。当期純利益でも、黒字を取り戻した。原材料などのコスト減や研究開発費の削減などが要因となる

グローバルの販売台数は、新興市場での台数増加と新型車8車種の好調などを受け、前年比3.0%増の351万5000台を記録。日本でも、エコカー減税/補助金の効果で、環境対応車種「日産エコシリーズ」(キューブ、ノート等)が健闘し、前年比2.9%増の63万台となった。

ゴーン氏は、2010年度もまた「厳しい年」を想定しつつも、「最悪の時期は去った」とコメント。新興市場の需要拡大やダイムラーとの戦略的協力などを好機とし、売上高8兆2000億円、営業利益3500億円の目標と、過去最高の数字となるグローバルで380万台の販売計画を掲げた。

また、2009年2月に中断された「日産GT2012」に続く、新たな中期経営計画を2011年度にスタートすると言明。新たなビジョンの開示が待たれる。

■「技術の日産」復活の年

2010年の新型車として、グローバルで10車種が発売されるとアナウンスされた。
日本市場においては、クロスオーバーモデル「ジューク」のほか、新型ミニバンと新型軽自動車が発売される。また「エルグランド」「マーチ」のフルモデルチェンジが予定されている。
これに加え、同社がめざす「ゼロ・エミッション車でリーダーになる」というスローガン達成に向けた第1弾、電気自動車「リーフ」の発売も注目される。12月から販売が開始されるが、すでに米国・日本あわせて1万3000台を超える予約注文を受けているとのこと。

新技術投入も積極的に行われる予定。たとえば小型車を皮切りにアイドリングストップ機構の採用を拡大するなど、同社が「ピュア・ドライブ」と呼ぶ、低炭素/低排出ガス技術が、既存の車種にも順次適用される。
昨年度コスト削減の対象とされていた研究開発費は、450億円の増額を予定しており、環境技術を中心に投資されるようだ。

これらを評して志賀氏は「2010年度は『技術の日産』を強く印象づける年になる」と自信のコメントを残した。

(webCG 本諏訪)

日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO
日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉
「日産リーフ」
日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉
2010年度の新車投入について説明する、日産自動車の志賀俊之COO。
日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉
「日産ジューク」
日産も黒字転換、2010年は「リーフ」が目玉

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