英国車はニューモデルラッシュ【パリサロン2012】

2012.10.01 自動車ニュース
いよいよ姿を現した「ジャガーFタイプ」。
いよいよ姿を現した「ジャガーFタイプ」。

英国車はニューモデルラッシュ【パリサロン2012】

今回のパリモーターショーで思いのほか元気だったのが英国車。話題の「ジャガーFタイプ」から「レンジローバー」、そして“最高のドライバーズスポーツカー”をうたいフェラーリに挑戦状をたたきつける(!?)「マクラーレンP1」まで、見逃せないニューモデルがずらりと並んだ。

エンジンはすべてスーパーチャージャー付き。3リッターV6が「Fタイプ」(340ps)と「FタイプS」(380ps)の2種、5リッターV8が「FタイプV8 S」(495ps)となる。
エンジンはすべてスーパーチャージャー付き。3リッターV6が「Fタイプ」(340ps)と「FタイプS」(380ps)の2種、5リッターV8が「FタイプV8 S」(495ps)となる。
オールアルミボディーをまとい、最大で420kgもの軽量化を果たした新型「レンジローバー」。
オールアルミボディーをまとい、最大で420kgもの軽量化を果たした新型「レンジローバー」。
エンジンは4種類用意される。3リッターディーゼルはCO2排出量196g/kmを達成。
エンジンは4種類用意される。3リッターディーゼルはCO2排出量196g/kmを達成。

■若いユーザーの開拓を狙う「ジャガーFタイプ」

ついに発表された「ジャガーFタイプ」は、「Eタイプ」以来のスポーツカーマーケットへの再参入をうたう意欲作だ。2シーターオープンのオールアルミ製ボディーには、すべてスーパーチャージャー付きの、V型6気筒3リッターが2種類、V型8気筒5リッターが1種類の計3タイプのエンジンが搭載される。トップモデルの「FタイプV8 S」は最高出力495psを誇り、0-100km/h加速4.2秒の俊足ぶりだ。

ジャガーカーズのグローバルブランドディレクターであるエイドリアン・ホールマーク氏によれば、ターゲットは今のジャガーより若いユーザー層。クルマ自体が売れることはもちろん、ブランドイメージの変革につながることも期待しているという。

その走りにも興味津々だが、デビューはもう少し先。2013年春の予定だ。

■420kgもの軽量化を果たした新型「レンジローバー」

アイデンティティーを色濃く継承しながら、洗練された印象をもたらす新型「レンジローバー」。驚きはその中身だ。実はそのボディーは新たにオールアルミ製へと刷新されているのである。

その効果は絶大で、軽量化は最大で実に420kgに及ぶ。エンジンは4種類が設定され、3リッターディーゼルはCO2排出量、196g/kmを実現。また、遅れてディーゼルハイブリッドも用意され、こちらは何と169g/kmを目標としているという。

延ばされたホイールストローク、さらに向上した渡河性能などオフロード性能にも磨きをかける一方で、車内騒音の低減など快適性にもさらに配慮。まさにSUVの頂点にふさわしいモデルとして大胆な進化を遂げたのである。

■ベントレー史上最速の「コンチネンタルGTスピード」が登場

「ベントレー史上、最速の市販モデル」とうたうのが「ベントレー・コンチネンタルGTスピード」。その心臓、6リッターW12ツインターボエンジンは最高出力625ps、最大トルク81.6kgmを発生し、これに新たに8段ATが組み合わされる。最高速は330km/hを達成。一方で、CO2排出量を「GT」比で12%低減しているのも注目だ。

オンロードの快適性だけでなく、オフロード性能も強化された。
オンロードの快適性だけでなく、オフロード性能も強化された。
ベントレー史上最速をうたう「コンチネンタルGTスピード」。
ベントレー史上最速をうたう「コンチネンタルGTスピード」。
ベントレーは「コンチネンタルGT3」でレーストラックへの復帰を表明。
ベントレーは「コンチネンタルGT3」でレーストラックへの復帰を表明。

そして、ベントレーの話題をもうひとつ。同社がレーストラックに帰ってくる。「コンチネンタルGT3コンセプトレーサー」は、その名の通り現在、世界中で隆盛の、GT3カテゴリーへの2013年からの参入を目指して生み出されたもの。率直に言って、どこまで戦えるのかは未知数だが、フライングBの、コンペティションの場への復帰は、それだけでもロマンチックだ。

■「マクラーレンP1」はF1テクノロジーを満載

パリモーターショー初参加のマクラーレンがお披露目したのはハイエンドスーパースポーツカーのコンセプト「P1」。オーガニックなフォルムのボディーは、サイズがコンパクトな上に外板パネルにカーボン素材を用いることで圧倒的な軽量化を実現するという。パワートレインは不明だが、“パワー・ウェイト・レシオはトン当たり600ps”とうたわれている。

そんなP1の走りのキーとなるのは空力性能。強烈なダウンフォースを発生させるほかF1マシンにならったDRSを搭載し、コーナリングの安定性と直線スピードを両立させているという。

公道で、そしてサーキットでベストなドライバーズスポーツカーとうたうP1。2013年後半には発売とのことだ。

(文と写真=島下泰久)

1トン当たり600psというパワー・ウェイト・レシオをうたう「マクラーレンP1」。
1トン当たり600psというパワー・ウェイト・レシオをうたう「マクラーレンP1」。

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