【スペック】カイエンS:全長×全幅×全高=4846×1939×1705mm/ホイールベース=2895mm/車重=2065kg/駆動方式=4WD/4.8リッターV8DOHC32バルブ(400ps/6500rpm、51.0kgm/3500rpm)(欧州仕様車)

ポルシェ・カイエン【海外試乗記】(前編)

“らしさ”増量(前編) 2010.05.10 試乗記 ポルシェ・カイエン

初のモデルチェンジを果たしたポルシェのSUV「カイエン」に、ドイツはライプツィヒで先行試乗。まずはシリーズの中核をなす、ガソリンV8モデル2台を試した。

ファミリーを強く感じるデザインに

4ドアサルーンの「パナメーラ」とともに生産が行われる、旧東独領のライプツィヒに位置する工場をベースに、新型「カイエン」の国際試乗会が開催された。

その大きなトピックは、見ての通り「よりポルシェらしく」なったスタイリングとともに、ボディ部分だけでも111kgに及ぶというその大幅な軽量化策にもある。「最もベーシックな6気筒のMT仕様で、確実に2トンを下回る」という具体的な目標を掲げて開発が行われたという新型カイエンは、8段ATの新採用や2ペダルモデルへのアイドリングストップシステムの標準採用、スターターバッテリーへの減速時回生システムの装着なども含めて、今の時代の要請を、いち早く採り入れたモデルと言えるものだ。そうした事柄はハイブリッドモデルの設定にも象徴される。大きく、重く、燃費の悪いSUVには強い逆風が吹きつける現代だが、そうした環境の下で新たな模索が行われたのが、2002年の誕生以来、初のフルモデルチェンジとなった新型カイエンというわけだ。

ヘッドライトよりも低いフードや側面へと回り込んだリアコンビネーションランプ、さらには、キャビン後部の強い平面絞りなどによって、ポルシェファミリーとしての印象を先代よりも確実に強めた新型のルックス。そんな“らしさ”の強調が、今回の重要なデザインテーマとなったであろうことは、インテリアの仕上がりからも見て取れる。それを象徴するのがメーターパネルとセンターコンソールで、前者は「911」から、後者はパナメーラからと、そのデザインモチーフを譲り受けていることは、誰の目にも明らかだろう。


ポルシェ・カイエン【海外試乗記】(前編)の画像
「カイエンターボ」のインテリア。ステアリング裏に備わる、右アップ、左ダウンのパドルシフトはオプションとなる。
「カイエンターボ」のインテリア。ステアリング裏に備わる、右アップ、左ダウンのパドルシフトはオプションとなる。

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