ダイハツ、新型ディーラー純正ナビ発表

2010.05.06 自動車ニュース
すべての機種で、iPodとの接続が可能。写真は唯一のHDDナビとなる、G-BOOK mX採用の「NHZA-W60G」(31万2900円)。
ダイハツから新しいディーラー純正カーナビ発表

ダイハツ、新しいディーラー純正カーナビ発表

ダイハツは2010年5月6日、ディーラー純正カーナビの2010〜11年モデル、7機種9モデルを発表した。今年度モデルの特徴は低価格とエコ志向だ。

3つのカラーバリエーションが用意される、ワイド画面の「NSZC-W60」(20万5000円)。
3つのカラーバリエーションが用意される、ワイド画面の「NSZC-W60」(20万5000円)。
最も廉価な「NSCT-W60」(8万9000円)。メーカーアクセサリーとして購入すると、3年保証が付与されるのも市販品との違いである。
最も廉価な「NSCT-W60」(8万9000円)。メーカーアクセサリーとして購入すると、3年保証が付与されるのも市販品との違いである。

■ダイハツ独自のデザインで

ラインナップは8万9000円のワンセグ内蔵モデルから31万2900円のG-BOOKナビまで、用途に合わせて幅広く選べる。いずれも自動車メーカーが用意したナビらしく、ユーザーフレンドリーな機能を前面に打ち出している。

その代表が主力モデルの低価格化だ。それが可能になったのは、メモリータイプの記録媒体を採用したモデルを大幅に増やしたからである。ハイエンドモデルこそHDDだが(それでも約1万円安くなった)、それ以外は下位機種まですべてメモリータイプを揃えた。メモリーナビというと安物と見られがちだが、いまや記憶容量も増え、機能面でもHDDと遜色(そんしょく)ないまでに進歩している。さらに、一般的な2DINより20mm幅広い独自のワイドサイズであり(一部2DINサイズモデルもある)、一般市販品とはデザインも含めて明らかに違うあたりも、ダイハツ。ユーザーの心理をくすぐる。


ダイハツ、新型ディーラー純正ナビ発表の画像

ダイハツ、新型ディーラー純正ナビ発表の画像
「NSZC-W60」は地形の高低差を加味し、燃費が最も良いとされる「エコノルート」も案内することができる。
「NSZC-W60」は地形の高低差を加味し、燃費が最も良いとされる「エコノルート」も案内することができる。

■高度データを用いて、エコな道を案内

もうひとつの特徴がエコ志向。そもそもカーナビとはエコを志向して(つまり、無駄な道を走らない)作られたものだが、ここへ来てなおさらエコ度を強調。今年はディーラー純正のみならず市販ナビでも、いかにエコに貢献しているかを標榜(ひょうぼう)している。

なにがエコかというと、推奨ルートのひとつに燃費を抑えた、イコールCO2の排出量が最も少ないルートを提示するのである。クルマの加減速をチェックしてどれだけスムーズな運転をしたかを提示するエコサポートは昨年からあったが、今年はさらに進んで、ルート上にある高低差まで考慮してエコ度を測る。つまり山道のように起伏が激しいルートだとアクセルを踏む度合いも通常より多くなるわけで、エコ度に劣るルートとなる。ダイハツでは単に早く着くルートの提示だけでなく、燃費のよくなさそうなルートまでもメモリーナビの上位3モデルに載せたのである。

そのなかでも「NSZC-W60」(同D60は2DINモデル)はさらに凝っていて、道路データの中に実際の道路の傾斜に合わせて何段階かに分けた高度データを持たせ、アクセル開度データをより現実的なものにしているし、長い下り坂ではアクセル全閉、すなわち燃料カットがもたらす燃費向上まで考慮に入れたエコルート探索まで可能にしているという。特に軽自動車の多いダイハツ車では、このエコルートによるメリットが顕著に表われるらしい。
なお、エコ運転が楽しくできるよう、達成度をゲーム感覚で表示する工夫も取り入れられているが、これもモデルごとで異なっている。

こちらは「NMDP-W60」(15万5000円)のエコドライブサポート機能。
こちらは「NMDP-W60」(15万5000円)のエコドライブサポート機能。

ダイハツ、新型ディーラー純正ナビ発表の画像

■女性も安心の機能

純正ならではのオリジナル機能も強化された。これまでのモデルでもパーキングブレーキを完全に戻さない状態で走り出すと、ナビ画面上にアラームが表示されたが、ニューモデルではこれに加えてギアセレクターをリバースに入れると注意を促すアラームと、スピードが100km/hを超えた時に速度超過を警告するアラーム機能が装備された。軽自動車に多い女性ユーザーが運転時に最も不安を感じるのがこの2点だそうで、さっそく新型ナビで対処したそうだ。

いずれの機能も、ギア位置、車速情報をつなげている本格ナビだからこそできた機能といえ、このあたりにも自動車メーカーならではの細かい心遣いが感じられる。

(文=尾沢英彦)

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