「シトロエンDS3」が国内デビュー

2010.05.06 自動車ニュース

DSシリーズ第1弾、「シトロエンDS3」が国内デビュー

DSシリーズ第1弾、「シトロエンDS3」が国内デビュー

シトロエンの新しいシリーズ「DSライン」のトップバッターとして2009年秋にフランクフルトショーで発表され、日本でもプジョー・シトロエン・ジャポンの手で2010年3月から「デビューセリ」として先行予約を受け付けていた「DS3」が、2010年5月6日に全モデルの販売を開始した。

■シトロエンのプレミアムライン

「DS」というと1955年にデビューした往年の名車を思い出す人もいるだろう。しかしDSラインは復刻版ではなく、シトロエンのブランドスローガン「クリエイティブテクノロジー」を象徴する、独創的かつ革新的なプレミアムラインとして位置づけられる。
エンブレムは3つのシェブロン(山形歯車)を組み合わせてDSの2文字を表現したもので、ダブルシェブロンを掲げるシトロエンの過去と現在を受け継ぎ、その延長線上にあることを示している。このあと「DS4」「DS5」が登場予定で、2010年3月のジュネーブショーに参考出品された「DSハイライダー」はDS4のプロトタイプと噂されている。

今回発表されたDS3はDSラインの第1弾で、「MINI」や「フィアット500」と同じ、プレミアムコンパクトのカテゴリーに属する。ただしレトロなデザインを現代によみがえらせたライバルとは違い、DS3は「アンチレトロ」というコンセプトを掲げている。

■ベースは新型「C3」

3ドアハッチバックのボディは、フロントのLEDライトやサメのヒレを模したBピラーでモダンなイメージを表現しつつ、かつてのDSで採用されたフローティングルーフを組み合わせて、ブランドイメージをもアピールしている。

プラットフォームは同日発表された新型「C3」と同一だが、2455mmのホイールベースは10mm短く、ボディサイズは3965×1715×1455mmと少しだけ長く、幅狭く、背が低い。車両重量は1180〜1190kgとなる。
インテリアはインパネをC3と共用するものの、メーターのデザインは異なり、ステアリングは小径のものに変更された。パッケージングにこだわった点もライバルとの違いで、リアシートは大人3人が座れ、ラゲッジスペースは定員乗車時でも285リッターの容量を誇る。
グレードは「シック」と受注生産車「スポーツシック」の2種類で、シックでは16インチのアルミホイールとタイヤがスポーツシックでは17インチになり、シートはシックではファブリック、スポーツシックではアルカンタラとファブリックのコンビで、サイドサポートが張り出したスポーツタイプになる。

■内外装をお好みで

DS3のパワートレインは2種類が用意される。シックはデビューセリ同様、120psと16.3kgmを発生する1.6リッター自然吸気エンジンに4段ATというスペックだが、スポーツシックでは156psと24.5kgmをマークする1.6リッター直噴ツインスクロールターボに6段MTを組み合わせる。

そんなDS3の最大の特徴は、エクステリアとインテリアのカラーやディテールを、オーナーの好みに合わせて自由に組み合わせ可能な「ビークルパーソナリゼーション」だろう。
先行予約を受け付けたデビューセリでは5タイプに限られていたが、今回からはボディ7色、ルーフとドアミラー4色、アルミホイールとインパネはシック4色/スポーツシック2色、シートはオプションのレザーパッケージを選択することで3色のなかから選べる。さらにルーフにはタトゥーを思わせるデカールまで装着できる。

価格はシックが249.0万円、スポーツシックが269.0万円で、6エアバッグやESP、オートエアコンなどは両車とも標準装備になっている。レザーパッケージは両グレードとも受注生産で、シックが23.0万円、スポーツシックが18.0万円の追加料金になる。

(文=森口将之)

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