【スペック】ハイブリッド:全長×全幅×全高=4795×1940×1732mm/ホイールベース=2893mm/車重=2315kg/駆動方式=4WD/3リッターV6DOHC24バルブスーパーチャージャー付き(333ps/5500-6500rpm、44.9kgm/3000-5250rpm)+モーター(46ps)(欧州仕様車)

フォルクスワーゲン・トゥアレグ【海外試乗記】

時代を読んだSUV 2010.04.26 試乗記 フォルクスワーゲン・トゥアレグ

高級SUV「トゥアレグ」がフルモデルチェンジし、2代目へ。注目のハイブリッドモデルも加わった新型の走りを、イタリアはフィレンツェ郊外で試した。

軽量化がカギ

フォルクスワーゲン初のSUVとして2002年に登場し、約7年間で累計50万台以上のセールスをあげる大ヒットモデルとなった「トゥアレグ」。その2世代目となる新型は、6代目「ゴルフ」など、最新のフォルクスワーゲン・ファミリーに共通の新しいフロントマスクを採用するなど、よく見れば相応にアップデートされているものの、基本的なフォルムは初代モデルの流れを踏襲している。きっとその背景には、歴史のないトゥアレグにとって、今はまだイメージを定着させる段階だという考え方があるのだろう。

しかし、見た目とは逆にその中身は、実は大きく進化している。中でもまず注目すべきは、大胆な軽量化ぶりだ。

新型トゥアレグは車両重量を先代比10%も削減している。10%といっても、さすが重量級。減量分は実に203kgから最大222kgにも及ぶ。そのボディはわずかにサイズアップし、剛性も向上させながら、ホワイトボディで5%の軽量化を実現。さらに、サスペンションへのアルミ素材の多用や構造の変更、遮音材の見直しなどを行っている。しかしなんといっても大きいのは、4輪駆動システムをデフロックやローレンジを備えた従来の「4XMOTION」から、トルセン・トランスファーを用いる「4MOTION」へと変更したことだろう。

ユーザーの大半が、そこまでのオフロード性能を必要とはしていないと考えれば、燃費や運動性能の向上などのメリットにつながるこの割り切りは、ちょっと寂しいが理解はできる。それでも、大容量燃料タンクや専用サスペンションを4XMOTIONと組み合わせた「テレインテック」(V6 TDIモデルにオプション)も用意されるから、本当に必要な人はこれで、というわけである。

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