【スペック】全長×全幅×全高=4910×1860×1475mm/ホイールベース=2970mm/車重=1820kg/駆動方式=FR/3リッター直6DOHC24バルブターボ(306ps/5800rpm、40.8kgm/1200-5000rpm)/価格=835.0万円(テスト車=892.1万円/コンフォートパッケージ=27.0万円/レーン・デパーチャー・ウォーニング=10.0万円/ヘッドアップ・ディスプレイ=20.1万円)

BMW535i(FR/8AT)【試乗記】

手堅く、手堅く 2010.04.23 試乗記 BMW535i(FR/8AT)
……892.1万円

6世代目となるニュー「5シリーズ」に試乗。その進化の度合いをチェックする。

ハッとするデザイン

従来型のデビューから7年ぶり。数えて6代目となるのが、BMWの新しい「5シリーズ」だ。まずはセダンがリリースされ、続いてステーションワゴンがそのファミリーに加わる、というのは、ライバルであるメルセデスの「Eクラス」とともに、いつも通りのシリーズ構築の流儀。そんな新型セダンのボディは、全長×全幅が4910×1860mmという大きさ。今も「BMWの中堅モデル」と紹介される5シリーズも、気がつけばかくも堂々たるサイズの持ち主になっているというわけだ。

そんな新しい5シリーズセダンを写真で初めて目にした時に感じた「今度はちょっとコンサバ(保守的)かな?」という思いは、実際には必ずしも当たってはいなかった。たしかに、伝統的なBMWの文法通りと思わせるフロントマスクは、先鋭性という点でむしろ従来型よりもちょっと後退した感がないではない。けれども、それを除けば新型セダンの各部の造形は、写真で見るよりもはるかに抑揚が強く、躍動感にあふれている。フロントフェンダー後部からドアハンドルの高さを通ってリアのコンビネーションランプへと続く、キャラクターラインのシャープなエッジの立ち方などは、ちょっとハッとするほどだ。

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